報道資料
平成25年12月6日
北陸総合通信局
「実践的サイバー防御演習(CYDER(サイダー))」を開催
−総合力の高い情報システム管理者の養成に向けて−
昨今における官公庁や大企業等を狙ったサイバー攻撃の増加を受け、総務省では、官公庁・大企業等のLAN管理者のサイバー攻撃への対応能力向上のため、12月12日(木)及び13日(金)、実践的サイバー防御演習(CYDER※1)を石川県能美市の石川ハイテク交流センターにおいて開催します。
※1 CYDER:CYber Defense Exercise with Recurrence
本演習は、職員数千人規模の組織内ネットワークを模擬した大規模環境による、官公庁・大企業を対象とした国内初の実践的なサイバー防御演習です。平成25年度は計6回の演習を予定していますが、うち5回は東京での開催であり、今回の演習が地方で初めての開催となります。
1 背景
昨今、官公庁や大企業等を狙った標的型攻撃※2等の新たなサイバー攻撃は、ますます巧妙化・複合化する傾向にあり、機密情報の漏えい等の被害は甚大なものとなっています。新たなサイバー攻撃に関する対策は、攻撃手法の解析が困難であることや攻撃を受けた後の対処が確立されていないこと、LAN管理者の対処能力が不足していることが指摘されている等、充分とは言えない状況です。
このような状況を踏まえ、総務省では、官公庁・大企業等のLAN管理者のサイバー攻撃への対応能力の向上を目的として、職員数千人規模の組織内ネットワークを模擬した大規模環境を用いた実践的なサイバー防御演習を開催しています。
※2 標的型攻撃:特定の組織や個人を標的に複数の攻撃手法を組み合わせ、執拗かつ継続的に行われる攻撃
2 概要
- 日程:平成25年12月12日(木)及び13日(金)
- 会場:石川ハイテク交流センター(能美市旭台2丁目1番地)
- 参加者:富山県、石川県、福井県、能美市、民間企業等のLAN管理者10チーム
- 出席者:総務省北陸総合通信局、北陸先端科学技術大学院大学
- 独立行政法人情報通信研究機構
(12日(木)13:00〜13:25で挨拶、視察予定)
3 演習プログラム
- 12日(木)10:00〜11:50 講義
13:00〜18:00 実習
- 13日(金)13:00〜16:30 グループワーク、クロージング
4 参考
本演習は、総務省平成24年度補正予算「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習」の一環として実施。「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習」はサイバー攻撃の解析、防御モデルの検討、実践的な演習の3つの要素で構成される施策です。
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