総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 北陸総合通信局 > 報道資料 2016年 > 富山県総合防災訓練において災害時の放送の確保訓練を実施 〜 全国で初めてNHK、コミュニティ放送局及びケーブルテレビ局の合同訓練を実施 〜

報道資料

平成28年8月23日
北陸総合通信局

富山県総合防災訓練において災害時の放送の確保訓練を実施
〜 全国で初めてNHK、コミュニティ放送局及びケーブルテレビ局の合同訓練を実施 〜

 総務省北陸総合通信局(局長 吉武 久(よしたけ ひさし))は、平成28年8月27日(土)に実施される「平成28年度富山県総合防災訓練」において、災害時におけるテレビ・ラジオ放送の確保が迅速に行えるよう、下記のとおり放送の確保訓練を実施します。
 災害時においては、被災者支援情報や生活関連情報等の伝達手段としてテレビ・ラジオ放送の果たす役割は大きく、本年4月の熊本地震においても放送の確保の観点から臨時地デジ中継局や臨時災害放送局(FM放送局)が特例措置による迅速な手続きで開局しています。
 今般、北陸管内においても迅速に放送を確保できるよう、全国で初めてNHK、地域のコミュニティ放送局及びケーブルテレビ局が連携する合同訓練を実施することとしたものです。
 また、防災訓練では全国で初めて臨時地デジ中継局を開設します。
 訓練模様は、臨時災害放送局を模した「エフエムとなみ(76.9MHz)」の特別番組で放送される予定です。

  1.  訓練日時
     平成28年8月27日(土) 9:00 〜 12:00(総合防災訓練終了迄)

  2.  訓練場所
     富山県総合防災訓練(砺波市油田会場)。

  3.  訓練概要
    (1)臨時地デジ中継局の開設訓練
     地上デジタル放送中継局が被災により機能停止したとの想定で、NHK富山放送局が非常用送信車を用いて代替となる中継局を開設する訓練を実施。
     開設に要する北陸総合通信局への申請手続きは、特例措置により口頭で迅速に処理する訓練を実施。

    ア 参加機関
     1) NHK富山放送局
     2) 北陸総合通信局

    イ 訓練手順
     1) NHK富山放送局から北陸総合通信局に、被災中継局の代替となる仮設中継局の設置について電話で変更申請。
     2) 北陸総合通信局はNHK富山放送局に、変更を許可する旨、電話で通知。
     3) NHK富山放送局は臨時地デジ中継局を設置し開局。

    (2)臨時災害放送局の開局訓練
     被災自治体である砺波市が、被災者支援情報や生活関連情報を正確かつ迅速に伝達するため、地域のコミュニティ放送局であるエフエムとなみの協力を得て臨時災害放送局(FM放送局)を開局する訓練を実施。
     開設に要する北陸総合通信局への申請手続きは、特例措置により口頭で迅速に処理する訓練を実施。
     臨時災害放送局の円滑な運営(対策本部や被災現場からの番組素材伝送)に関して、富山シティエフエム及びとなみ衛星通信テレビが技術協力する訓練を併せて実施。

    ア 参加機関
     1) 砺波市
     2) 株式会社エフエムとなみ
     3) 富山シティエフエム株式会社
     4) となみ衛星通信テレビ株式会社
     5) 北陸総合通信局

    イ 訓練手順
     1) 砺波市からエフエムとなみ(コミュニティ放送局)に、臨時災害放送局の開設と申請代行等の協力を電話で要請。
     2) エフエムとなみは砺波市に、協力要請を受諾する旨、電話で回答。
     3) エフエムとなみは北陸総合通信局に、自社のコミュニティ放送局の休止届と、砺波市が開設する臨時災害放送局について電話で免許申請。
     4) 北陸総合通信局は申請代理人であるエフエムとなみに、砺波市に免許する旨、電話で通知。
     5) エフエムとなみは砺波市に、免許を付与された旨、電話で連絡。
     6) 砺波市は、エフエムとなみの協力を得て臨時災害放送局を開設。
     7) 富山シティエフエム及びとなみ衛星通信テレビは、災害対策本部や災害現場からの番組素材伝送について技術協力。

【参考】
 臨時地デジ中継局及び臨時災害放送局開局訓練概要PDF
 

連絡先
情報通信部放送課
担当:綿谷、竹田
電話:076−233−4490

ページトップへ戻る