衛星放送とは?

 衛星放送とは、人工衛星から発射される電波を各家庭で直接受信して視聴されることを目的とした放送のことです。
 衛星放送には使用される人工衛星の種類により2つに分けられます。
 1つは放送専用につくられた放送衛星(BS:Broadcasting Satellite)を使用するBS放送、もう1つは元々電話等の通信を行うことを目的に作られた通信衛星(CS:Communication Satellite)を使用して放送を行うCS放送です。

BS放送とCS放送は、使用する衛星の違いのほか次のような特徴があります。

  BS放送 CS放送
使用する周波数の決め方  国際機関(国際電気通信連合:ITU)で定められた使用計画により、各国ごとに使用可能な周波数、衛星の軌道位置等が割り当てられている。  ITUでは通信衛星業務に使用する周波数帯だけが定められており、実際の使用周波数、衛星軌道位置等は他国間との調整(国際調整)を経た後に決定される。
放送の制度 BS 110度 CS 124度/128度 CS
 衛星基幹放送(特別衛星放送)  衛星放送(一般衛星放送)
 無線局の免許を持ち、衛星等の管理運営を行う事業者(ハード事業者:電波法による放送局免許)と、番組を編集制作し放送を行う事業者(ソフト事業者:放送法による認定)に分かれている。  無線局の免許を持ち、衛星等の管理運営を行う事業者(ハード事業者:電波法による無線局免許)と、番組を編集制作し放送を行う事業者(ソフト事業者:放送法による登録)に分かれている。

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