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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成31年2月28日
関東総合通信局

「Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19」を開催(その2)

 総務省では、学生や若手エンジニアを対象としたIoT開発のスキルアップイベントとして、「Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19」を全国9カ所で開催しています。
 関東総合通信局(局長:黒瀬 泰平)は、「前橋」のハッカソン及び「茨城」のハンズオン講習会並びにハッカソンを開催しました。
 今後、関東管内では、「東京」ハッカソン(平成31年3月2日(土曜日)〜3月3日(日曜日))が開催されます。

※本イベントは、総務省の「IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業」として開催しています。

 このイベントは、電波利用に関するリテラシーを含むIoTの基礎知識・技能を習得するための「ハンズオン講習会(2日間)」と、その習得技術を活用した成果発表としてチームでIoT作品のプロトタイプを創作する「ハッカソン(2日間)」の二本立てで構成(合計4日間)されるIoT体験型のプログラムです。

《Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19 in 前橋》

 前橋会場では、高校生、大学生、社会人などが参加して、前橋元気プラザ21(前橋市)において、平成30年12月15日(土曜日)と16日(日曜日)に参加者34名により「ハンズオン講習会※」、平成31年1月19日(土曜日)と20日(日曜日)に参加者24名によりハッカソンが開催されました。

 1月のハッカソンでは、ハンズオン講習会で取り組んだ「群馬をスマートにするIoTツールを作ろう」をテーマに群馬の課題解決に向けたアイデアワークショップの成果を踏まえ、ハッカソン開催までの期間に、チーム内で役割分担を決めて作品制作に必要な材料を調達するなどの準備を行い、2日間のハッカソンで協力しながら作品を完成させました。
 ハッカソン当日は、インフルエンザの流行等で参加者が減ったため、急きょ、7チームから6チームに変更しての実施となりましたが、どのチームも連携を図りながら作品を制作していました。
 初めて参加された方からは、「チームで作品が作れて良かった。」「初めてで難しいこともあったが、チームメンバーやチューターの方が助けてくれたので完成できて良かった。」といった声が聞かれました。
 ハッカソン最終日にチーム毎に成果を披露し、最優秀賞は、「チームC:uekibachi」の「動く苔 2.5」(植木鉢に設置した光センサーが付近の光量、湿度、気圧、気温を計測しslack上に通知するとともに、光センサーの値を元に植木鉢が自動的に太陽光を求めて移動(ライントレースを採用)するほか、設置したモイスチャーセンサーが土の湿り気を測定し、その情報を植木鉢の顔の表情としてあたかも植木鉢が生きているように見えるように表示するもの。)が選ばれました。なお、最優秀賞受賞の「チームC:uekibachi」は、3月8日(金曜日)に開催される「スマートIoT推進フォーラム総会(会場:ベルサール神田)」において作品展示等を行います。

 GPA賞には、「チームG:チームじいや」の「物理的厄除けだるま じいや」(だるま(じいや)に設置したセンサーで温度、湿度、気圧を測定し、測定データを元に、厄除け機能としてユーザーに風邪などの体調不良の予防を促すためのアドバイスする(じいやがしゃべる)とともに、LEDを設置した目の表情からだるま(じいや)の気持ちをユーザーに伝え、より親近感をもってもらい積極的な体調管理に役立ててもらうというもの。)が選ばれました。なお、GPA賞の「チームG:チームじいや」には、ぐんまプログラミングアワード2019ファイナルステージ(3月23日(土曜日)開催)への参加権が付与されました。
 また、特別賞(クライム賞)には、「チームD:学校革命委員会」の「身体測定 with FUN」(学校での身体測定の効率化として自動計測・記録・グラフ化等を行うとともに、待ち時間を活用してカラオケを楽しめるシステム)が、選ばれました。

※前橋会場「ハンズオン講習会」の詳細は、以下をご覧ください。
「Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19」を開催  (平成30年12月28日付け)  別ウィンドウで開きます

 

ハッカソンの様子(前橋)

全員での記念写真(前橋)

《Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19 in 茨城》

 茨城会場では、1月12日(土曜日)と13日(日曜日)に笠間市地域交流センターともべ(笠間市)において中学生から社会人までの参加者36名により「ハンズオン講習会」、2月2日(土曜日)と3日(日曜日)に茨城県立産業技術短期大学校(水戸市)において参加者34名により「ハッカソン」が開催されました。
 1月のハンズオン講習会は、サービスデザインイノベーション株式会社の前田正文氏、茨城県立産業技術短期大学校の赤津典生氏の両名を講師に迎え開催しました。前田氏は自身の豊富な経験を踏まえながら電波リテラシーなどIoTの基礎知識について講義を行い、赤津氏はRaspberry Pi 3B+を使用したハンズオン研修を行いました。
 2日目には、ハッカソンに向けたチームに分かれて、チーム毎にCHIRIMEN for Raspberry Pi 3の応用編に取り組んだ後、「茨城の地域課題の解決」をテーマとしたアイデアワークショップを行いました。その後、各チームから制作テーマの発表を行いハンズオン講習会を終了しました。

 ハンズオン講習会終了後、打合せや必要な材料調達などの事前準備を行い、2月のハッカソンを迎えました。2日間のハッカソンで、各チームとも協力しながら作業をし、若者ならではのアイデアとプログラミング技術を活かした作品制作を行いました。
 中学生と大学生で構成されたチームからは、「ハッカソンの期間までメンバーで顔を合わせて打合せをする機会が少なく、苦労したが良い経験となった。」、また社会人のチームからは、「違う会社の人同士がチームになり作業することで刺激を受けた。」などの声が聞かれました。
 2日目の午後にはチーム毎に成果を披露し、審査の結果、最優秀賞には、「チームF:人数少なイズム」の「観光地と観光者をつなぐデバイス「Bridge」」(スマートフォンを使い、Bridgeに表示されたQR コードを読み取るだけで、観光地を記録できる一方で、観光地側もユーザー訪問回数などを確認できる仕組み。)が選ばれました。なお、最優秀賞チーム「チームF:人数少なイズム」は、3月8日(金曜日)に開催される「スマートIoT推進フォーラム総会(会場:ベルサール神田)」において作品展示等を行います。また、審査員4名から4チームに審査員特別賞が授与されました。

ハンズオン講習会の様子(茨城)

ハッカソンの様子(茨城)

全員での記念写真(茨城)

 関東総合通信局では、引き続き、地域の皆様のお役に立つよう、IoT利活用の推進に努めてまいります。


連絡先
総務省 関東総合通信局
情報通信部 情報通信連携推進課
(担当)高田、箭内
(電話)03-6238-1680

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