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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成27年4月9日

小山市まちなか交流センターでまちづくりシンポジウムを開催

 関東総合通信局は、3月28日(土曜日)、NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地、まちかど美術館異業種交流まちづくり勉強会及び関東ICT推進NPO連絡協議会と共催で、「まちづくりシンポジウム≪渡良瀬遊水地の魅力を発信しよう!≫」を開催しました。

 当日の模様について、企画運営を行ったNPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地より投稿をいただきましたのでご紹介します。

実施概要

 平成27年3月28日(土曜日)午後13時30分より、私どもNPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地は、関東総合通信局並びに関東ICT推進NPO連絡協議会、まちかど美術館異業種交流まちづくり勉強会との共催により、「遊水地の豊かな自然とその周辺に広がる歴史遺産をどのようにいかせるか。ICTを活用してどのように情報発信していくか」を考えるシンポジウムを小山市のまちなか交流センター「おやま〜る」において開催いたしました。
 この企画は、たすけあい大地が小山市より委託を受けている「まちかど美術館」で現在開催している、まちかど美術館特別企画・第9回まちづくり写真展「再生の原風景 渡良瀬遊水地と足尾」の関連企画のシンポジウムです。
 当日は、3月26日(木曜日)にNHKの首都圏ニュースでこの写真展の模様が放映されたことも影響して、遊水地でフィールドワークしている様々な団体や遊水地に関心のある人たち95名が参集する盛大な催しとなりました。

主催者挨拶

 はじめに主催者のたすけあい大地の中手淳子理事長より、実際に渡良瀬遊水地を訪れて、遊水地の魅力を感じて欲しいとの挨拶がされ、小山市の大久保寿夫市長からは、小山市のPRと遊水地の賢明な活用について、パネルを使って挨拶がされました。
 また、総務省関東総合通信局の山口浩情報通信部長からは、関東ICT推進NPO連絡協議会の活動や今回のシンポジウムのような地域活動への支援などについて挨拶がされました。

挨拶する大久保市長

挨拶する大久保市長

挨拶する山口部長

挨拶する山口部長

第一部から第三部

 第一部では、東京新聞編集局写真部の堀内洋助編集委員より「渡良瀬を撮り続けて23年」と題し、堀内氏が撮った渡良瀬遊水地の動植物や緑が再生する足尾銅山の写真を見せながら、その時々の状況や実際に現地へ行かれることの勧めなどの話がされました。
 第二部では、平成26年度に開催された「わがまちCMコンテスト2014栃木大会」で入賞されたCM作品と渡良瀬遊水地を題材にしたCM作品の上映と解説がNPO法人栃木県シニアセンターの荒川恒昭代表理事から行われました。
 まちかど美術館の夏休みのワークショップの中に「わがまちCM講座」を組み込んで6年が経ち、その活用と可能性を広げるために毎年このシンポジウムでその年の入賞作品と県内から応募があった作品を上映してきました。今回は、過去の渡良瀬遊水地を題材にしたCM作品も上映しました。
 第三部では「渡良瀬遊水地の賢明な活用」と題し、小山市渡良瀬遊水地ラムサール推進室の篠原正係長からパワーポイントを使用して小山市での活動が説明され、客席からの質問では、市民と市が協働していくことの重要性について説明されました。

写真について説明する堀内氏

写真について説明する堀内氏

CM作品を紹介する荒川氏

CM作品を紹介する荒川氏

小山市の活動を説明する篠原氏

小山市の活動を説明する篠原氏

会場の様子

会場の様子

第四部 セッション

 最後に「渡良瀬遊水地の再生と利活用」をテーマに宇都宮大学教育学部の陣内雄次教授をコーディネータに迎え、先出の堀内氏、荒川氏のほか、ラムサール湿地ネットわたらせの浅野正富事務局長と渡良瀬遊水地を練習拠点に世界で活躍する熱気球パイロットで昨年の世界チャンピオンで現在の世界ランク1位の藤田雄大氏が加わりセッションが行われました。
 浅野氏からは、遊水地に関わった経緯と四季折々の美しさ、市民団体などが保全活動や自然体験している様子の映像が紹介され、藤田氏からは熱気球でフライトしながら撮影した遊水地や周辺の風景・雲間の写真を通して感じた遊水地の魅力と「自然と人の調和」について紹介がされました。
 このセッションでは「壊された自然が再生して美しくなった場所」、「守りながらも人が入って共存する大切さ」、「広大な敷地」、「公共交通機関・コミュニティバスのアクセス」等、心に残るキーワードがたくさん出されました。
 また、遊水地の魅力をICTを活用して、これからどのように発信していくかなど、小山市だけでなく、4市2町の今後の連携した活動に期待しているとの発言もされました。
 客席で熱心に聞き入っていた方々からは「渡良瀬遊水地は奥が深い」、「平地からだけでなく上空から見る渡良瀬遊水地が新鮮」、「映像の持つ魅力も実感した」との感想をいただきました。

左から陣内氏、藤田氏、堀内氏

セッション中の陣内氏、藤田氏、堀内氏

左から浅野氏、荒川氏

セッション中の浅野氏、荒川氏

主催者及び関係者

集合する主催者及び関係者

連絡先
総務省関東総合通信局
 情報通信部 情報通信連携推進課
 担当者:山本、本郷
 電話 :03-6238-1680
 FAX :03-6238-1698

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