【関東総通】e−コムフォKANTO

　「彩の国さいたまICTコンテスト2017」（主催：公益社団法人埼玉県情報サービス産業協会）は、高度情報化促進と情報化に関する知識の普及・啓発を目的として、昨年9月から10月にかけて、児童・生徒から一般までの幅広い世代から作品を募集しました。関東総合通信局は、関東経済産業局、埼玉労働局等とともに、本コンテストを後援しています。
　コンテストは、アイデア部門・プログラミング部門・ホームページ部門の3部門で募集が行われ、全体で126作品の応募がありました。その中から26作品を対象に最終審査会が行われ、埼玉県知事賞をはじめ20の賞が授与されました。

　関東総合通信局長賞は、AGS株式会社3名のチームの、アイデア部門「彩の国EdTechプロジェクト」に決定し、チームを代表して工藤和真氏に、関東総合通信局 山下朝文情報通信部長から賞状を授与しました。
 

　この作品は、安心して働きながら子育てをしたいという仕組みをICTで実現したいとの考えから発案されたもので、(1)スマートフォンを活用したプッシュ通知による学校・保護者間の簡便かつ確実な情報伝達、(2)授業態度等を記録・分析した結果の教員及び保護者との共有による子供の様子の把握、(3)子供の学習量の視覚化による学習モチベーションを高めるといった3つのアイデアから構成されており、実際に子育てをしている、又は終えた保護者の方へのヒアリングを元にアイデアを具体化したものです。

　今後、このアイデアが具体的なアプリケーションとして製品化されて人々が利用し、ICTにより安心して働きながら子育てできる環境が実現することを期待しています。
 
　当日、会場となったパレスホテル大宮では、今般の受賞者や埼玉県をはじめ、情報サービス産業に携わる多くの会員企業の関係者で賑わい、その後の賀詞交歓会でも、情報交換や多くの歓談の輪が広がり、盛況のうちに閉会しました。