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【関東総通】e−コムフォKANTO

平成30年4月11日
関東総合通信局

「地方創生フォーラム群馬」を群馬県太田市で開催

 関東総合通信局は、関東学園大学地方創生研究所、関東ICT推進NPO連絡協議会との共催により、平成30年1月20日(土曜日)に「地方創生フォーラム群馬」を開催しました。
 本フォーラムは関東学園大学地方創生研究所が主体となって、群馬県の活性化、特に群馬県の大きな課題である中山間地域の活性化にスポットを当て、現在、群馬県と関東学園大学との協働により実施している”やま・さと応援隊”事業を通じて、ICTの利活用による中山間地域における地域資源を生かした観光まちづくりについて議論を深め、持続可能な活性化モデルを見出し、更なる関係機関の連携を促進することを目的として実施しました。

【開会の挨拶】

 はじめに、主催者を代表して関東学園大学地方創生研究所の斎藤大二郎所長から開会の挨拶があり、本フォーラムの開催趣旨や地方創生研究所設立の経緯などを話されました。
 
関東学園大学地方創生研究所
斎藤大二郎所長

【第一部 基調講演】

  第一部は「ICTの利活用による地域活性化」と題して、総務省関東総合通信局の山下朝文情報通信部長による基調講演を行いました。山下部長からは、人口減少社会におけるICTの利活用による地域活性の様々な取組や可能性についての紹介がありました。
 
山下情報通信部長の講演

【第二部 パネルディスカッション】

 群馬県の事業として実施している「やま・さと応援隊」事業について、群馬県・神流町・神流町振興合同会社・関東学園大学により、今後の神流町の活性化をテーマにパネルディスカッションを行いました。

  最初に、「やま・さと応縁隊」事業を行っている群馬県農政部農村整備課の片山課長から、群馬県の自然豊かな中山間地域の農業の魅力とその課題解決のため、農業・農村の多面的機能を生かした活性化の取組について説明がありました。説明の中で現在関東学園大学との協働により取り組んでいる「やま・さと応縁隊」事業についての説明があり、今年で3年目となり本事業の最終年度となっていること、本事業の核であり神流町の大切な地域資源でもある「干柿」を使用した新商品「干柿ペースト」開発の取組については、特に柿生産者からも期待されているとの言及がありました。

  次に、神流町産業建設課の高橋課長から、神流町の魅力と現在の観光まちづくりの取組について説明がありました。高齢化率が高く過疎化が進む神流町の厳しい現状の中で、地元の生産者や住民から学生との交流が地域に元気を与えてくれているという発言があり、次年度以降も、町としては大学との連携をさらに深め、古民家の再生やICTの利活用による観光プロモーションにも力を入れていきたいと述べられました。

  3人目のパネラーとして、神流町の観光振興を担う神流町振興合同会社統括事業部の新井部長から、年間を通して神流町の魅力ある観光について、また観光案内所の運営や道の駅の運営、地域資源を生かした商品開発まで神流町の観光をトータルでサポートしている同社の紹介がありました。
 今回学生が考案し、専門家等の協力も得ながら開発した干柿の新商品については、今後は、同社が加工所も所有しているということもあり、商品の製造から販売までを担っていきたいと発言しました。

  続いて、関東学園大学の学生による「やま・さと応縁隊」の事業報告がありました。最初に神流町の紹介からはじまり、活動状況の中から感じる神流町の魅力や課題にも触れながら、活性化のポイントを説明しました。中でも、干柿を活用した商品については、何度もテストマーケティングを実施していることから、マーケティングデータを交えながらのプレゼンテーションを行ない、今年度内には県のアンテナショップにて試験販売を行う予定であることも発表しました。また次年度以降の展開として、古民家再生事業や恐竜のまちをイメージしたAR・VRの活用について発言がありました。「恐竜のまちをイメージしたAR・VRの活用」については、29年度のビジネスモデル発見&発表会関東会にも出場してプレゼンテーションを実施しています。

  パネルディスカッションのまとめでは、各パネラーから今までの「やま・さと応縁隊」事業の実績と信頼をベースに、今後も産学官連携による神流町の観光まちづくりを進めていく旨述べられました。
 
パネルディスカッションの模様

【閉会】

  関東ICT推進NPO連絡協議会の長友幹事が閉会の挨拶を行いました。長友幹事からはフォーラムを総括したコメントを行い、学生に対しては、地域活性化において情報発信がますます重要になってきているので、このようなプロジェクトを通じてICTを生かし自らの情報発信力をさらに磨いてほしい、と発言しました。
 
関東ICT推進NPO連絡協議会 長友幹事
 
主催:関東学園大学地方創生研究所
共催:総務省関東総合通信局、関東ICT推進NPO連絡協議会
後援:群馬県、太田市、太田商工会議所、株式会社上毛新聞、株式会社おおたコミュニティ、株式会社FM桐生、光ネット株式会社
 

連絡先
関東ICT推進NPO連絡協議会事務局
 (総務省関東総合通信局 情報通信部 情報通信連携推進課)
 担当者:道祖土、田上
 電話 :03-6238-1680
 FAX :03-6238-1698

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