総務省では、学生や若手エンジニアを対象としたIoT開発のスキルアップイベントとして、「Web×IoT メイカーズチャレンジ2018-19」を全国9カ所で開催しています。
関東総合通信局（局長：黒瀬 泰平）は、「横須賀」のハンズオン講習会とハッカソン及び「前橋」のハンズオン講習会を開催しました。
今後、関東管内では、「前橋」ハッカソン、「茨城」及び「東京」の全日程が開催されます。
※本イベントは、総務省の「IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業」として開催しています。
このイベントは、電波利用に関するリテラシーを含むIoTの基礎知識・技能を習得するための「ハンズオン講習会（2日間）」と、 その習得技術を活用した成果発表としてチームでIoT作品のプロトタイプを創作する「ハッカソン（2日間）」の二本立てで構成されるIoT体験型のプログラムです。
横須賀会場では、市内の中学生、大学生・社会人が参加して、11月17日（土曜日）と18日（日曜日）に参加者29名により「ハンズオン講習会」、12月8日（土曜日）と9日（日曜日）に参加者24名によりハッカソンが開催されました。
同会場のハンズオン講習会では、地元に研究施設をもつ株式会社横須賀テレコムリサーチパークでの無線設備の説明や施設見学などを実施し、ハッカソンでは「横須賀の地域課題解決」をテーマに『誰もひとりにさせないまち』『新たな価値を作るまち』『活力に溢れるまち』といった観点から、チームでアイデアを出し合うなど、地域色のある取組を実施しました。ワークショップでは、チームリーダーをはじめ、経験のある受講生などが中心となって進めている様子も見受けられました。初めて参加された方からは、「これを機会にもっと勉強してみたい」「チームで作品が作れて良かった」といった声も聞かれました。
ハッカソンの最終日にチーム毎の成果を披露し、各賞の審査をした結果、最優秀賞は、「チームE：ぬるぽ」の「誰でもスマートルーム（仮）」（人感センサー、カメラ、音声認識装置などを使用して外部から部屋の状態確認等ができるようにするもの。）が選ばれました。スマートモビリティをテーマとする優れた1作品として、「チームD：D-☆（ディースター）」の「車内快適性モニター」（超音波距離センサモジュール、温度センサー等を利用して、バス・電車内の状況を可視化して運転手に通知し、空調操作等を行うことで車内を快適な状態に保つもの。）にヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2019の参加権が付与されました。
また、審査の過程において、ご協力いただいた方からの意見を取り入れ、協力者それぞれの名を冠した賞（横須賀市長賞など）で参加者の作品をねぎらうこととし、全てのチームに賞が授与されました。
なお、最優秀賞の「ぬるぽ」は、平成31年3月8日（金曜日）に東京で開催される「スマートIoT推進フォーラム総会」に招待され、作品展示等を行います。「D-☆（ディースター）」は「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2019」のアイデアコンテスト本選（平成31年1月24日（木曜日）YRPにて開催）へ参加します。
ハンズオン講習会の様子（横須賀）
ハッカソンの様子（横須賀）
前橋会場では、高校生、大学生、社会人など34名が参加して、前橋元気プラザ21（前橋市）において、平成30年12月15日（土曜日）と16日（日曜日）の2日間でハンズオン講習会が開催されました。なお、平成31年1月19日（土曜日）と20日（日曜日）にハッカソンが開催される予定です。
講習会では、1日目に電波リテラシーを含むIoTや電波・無線通信に関する基礎知識について学んだ後、CHIRIMEN for Raspberry Pi 3を使って、プログラミングやセンサー制御などの操作体験を行いました。
続く2日目は、事前に参加者へ宿題として課されていた「群馬」についてのマンダラシートについて、チーム内で各自意見を出し合い、次回1月に実施されるハッカソンに向けて、「群馬ってどんなところ」といったイメージを共有するとともに、「群馬をスマートにするIoTツールを作ろう」をテーマに群馬の課題解決に向けたアイデアワークショップを行いました。
前橋会場では、優秀作品の中から、上毛新聞社様が主催する「ぐんまプログラミングアワード2019」のファイナルステージでのハッカソン作品発表などのチャンスが付与されます。
1月のハッカソン最終日の1月20日（日曜日）にチーム毎の成果披露と最優秀賞などの審査・発表を行います。
ハンズオン講習会の様子（前橋）
アイデアワークショップの様子（前橋）
