報道資料/平成24年1月13日
総務省関東総合通信局では、茨城県及び茨城県高度情報化推進協議会との共催により、地域におけるICT利活用推進の担い手やその利用者等を対象に、各種ICT利活用事業の事例紹介及び意見交換を通じて、地域におけるICT利活用の一層の促進に資するため、「地域情報化推進セミナー」を下記のとおり開催いたします。
今回のセミナーでは、防災と自治体クラウドをテーマに講演と事例紹介等を実施いたします。
記
【概要】
日本列島の2011年は、3月11日の東日本大震災と福島原発事故の対応と復旧復興で暮れた。
3.11が日本の社会に与えた影響は大きく、日本人の生活スタイルから社会の在り方まで大きく変えようとしている。一方、世界へ目を向けてみると、「アラブの春」に代表されるような社会変革が、ソーシャルメディア(SNS)の普及によって個人の呼びかけが多くの人々に伝わり、世界中で連帯が生まれ、社会を変えた。ICTの進化が、世界中で社会に大きな影響を及ぼしている。
同時に、この大震災では被災地を含め全国で安心・安全を求め、または、家族や友人、知人との絆を求め、ソーシャルメディア(SNS)が利用された。
この現象のバックで利用を支えているものが、最近のクラウド・モバイル・無線Wi-Fi等のテクノロジーであり、企業・社会への急速な展開である。そこで、住民、地域社会を支える立場としての自治体・行政におけるこのテクノロジーの利活用の在り方について、個人的に考察をしてみたい。
始めは、茨城県としてのクラウドを利用した取り組みや、計画についてご紹介をし、これからのスマートシティなどへの再生可能エネルギー管理、医療・福祉・介護などへの適応、災害時などへの自治体クラウド連携などに言及してみたい。
【概要】
東海地震等の激甚災害発生時において、迅速に情報を収集し、行政や防災関係機関でその情報を共有することにより、的確な災害対応が向上すると考えられる。
そこで、静岡県はクラウドコンピューティング等最新のICTを活用し、「ふじのくに防災情報共有システム」を作成した。情報収集とデータベース、Google Earthを使用したGIS、一斉配信メール、気象庁XMLの連携等を包括したシステムである。
このシステムが多くの組織で活用されるよう、様々なクロスメディア手法を利用し、情報のIN・OUT・連携を強化した。またGISによる可視化も含め、利用者が活用しやすい形にすることに主眼をおき構築をしている。
【概要】
離島の地理的制約等を緩和するため、パソコンや遠隔相談専用端末にて、相談者と相談員が相手の表情を見ながら、必要な資料等を両者が同時に参照しつつ、多様な相談を必要な時に行える環境を整備し、小中学校間、家庭と学校間のコミュニケーションを促進する。あわせて、公的施設にデジタルサイネージを設置し、育児・子育て中の親や子どもに向けて時機をとらえて情報を配信することにより、情報格差を是正し、誰もが必要な知識を得て、必要な支援を受けられるよう子育て環境を整備している。
また、平成23年度においては、前年度に整備したシステムの多角的利用に関する研修等の実施とあわせ、石垣島では1771年に明和の大津波(死者約11000名)により甚大な被害が生じた歴史があり、本年3月11日の東北地方太平洋沖地震における津波被害を踏まえて、住民の災害対策要望が高まっていることから、平成23年度の継続事業において災害対策のための機能拡張を実施する。
総務省関東総合通信局 情報通信部 情報通信振興課
担当 : 山越、前田
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