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過去の重要無線通信妨害事例

平成27年10月 航空無線への妨害

 航空無線に会話が断続的に入感する旨の申告を受け、移動監視を実施した結果、ダンプカーが当該周波数を使用して通信を行っていることを確認。地元警察署と共同で取締りを実施し、不法アマチュア無線局を開設・運用していた被疑者3名を摘発することにより妨害を排除した。
 

平成27年6月 番組中継用無線への妨害

 放送事業者より番組中継用無線に外国語と思われる会話が断続的に入感する旨の申告を受け、移動監視を実施した結果、繁華街で当該周波数を使用して外国人が客引きの連絡を行っていることを確認。地元警察署と共同で取締りを実施し、国内で使用が認められない外国製無線機を使用した無線局を開設・運用していた被疑者1名を摘発することにより妨害を排除した。
 

平成27年2月 報道連絡用無線への妨害

 新聞社より報道連絡用無線に会話が断続的に入感する旨の申告を受け移動監視を実施した結果、走行中の車両に搭載されていたアマチュア無線局の無線設備の故障により不要な電波が発射されていたことが判明した。当局から当該無線局の使用者に対し当該無線機の使用中止を要請し停波した。
 

平成26年7月 消防・救急用無線への妨害

 消防事務組合より、消防・救急用無線に会話が断続的に入感する旨の申告を受け、移動監視を実施した結果、付近の国道を走行中のダンプカーが当該周波数を使用して通信を行っていることを確認。地元警察署と共同で取締りを実施し、アマチュア無線局を違法に運用していた被疑者1名を摘発することにより妨害を排除した。

平成26年2月 電気通信業務用無線への妨害

 電気通信事業者より、相模原市内の基地局が妨害を受け使用不能となっているという申告があった。調査の結果、周辺の個人宅に設置されていた不法携帯電話抑止装置(ジャマー)が原因であることが確認されたため、原因者宅を訪れ、当該機器を許可を受けずに設置することは電波法に違反していること、また、当該機器から発射される電波が電気通信業務の通信を妨害していることから重要無線通信妨害として罰せられることを説明し、当該機器の使用中止を要請した。
 

平成25年11月 列車無線への妨害

 埼玉県内の鉄道事業者より、列車無線に会話が断続的に入感する旨の申告を受け移動監視を実施した結果、東松山市内を走行中のダンプ等が当該周波数を使用して通信を行っているのを確認。地元警察署と共同で緊急に取締りを実施し、不法アマチュア無線局を開設・運用していた被疑者2名を摘発することにより妨害を排除した。

平成25年6月 DME(航空用無線航行設備)への妨害

 国土交通省東京航空局東京空港事務所より、羽田空港付近で使用しているDME(航空用無線航行設備)が外来波の影響を受け障害を受けている旨の申告を受け移動監視を実施した結果、羽田空港付近の工事現場で使用しているクレーンに設置されたワイヤレスカメラが障害原因であると特定。工事担当者にカメラの撤去を要請し障害原因を排除した。
 

平成25年3月 遭難安全通信用周波数への妨害

 海上保安庁より船舶及び航空機の遭難時に使用される周波数で遭難信号が発射されている旨の申告を受け移動監視を実施した結果、横浜市磯子区内にて電波発射しているEPIRBを発見。廃棄予定であったものが雨に濡れたことで動作したものと推量。電池を取り外し停波を確認した。

平成25年3月 遭難安全通信用周波数への妨害

 第三管区海上保安本部より遭難安全通信用周波数に入感があった旨の申告を受け、DEURASによる固定監視を実施した結果、発射源が千葉港沖であると推定。申告者に推定発射位置を連絡し、後に千葉港沖に錨泊していた外国籍の船舶からの発射であることを確認した。海上保安庁職員が乗船し確認したところ無線機の故障により誤送信を行っていたものと判明。当該無線機の使用中止を要請し停波。

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