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報道資料

平成30年10月9日
近畿総合通信局

南海トラフ地震に備えた情報収集・伝達の訓練・実証を実施
−陸自ヘリによる通信機器の空路搬送及び被災地から災対本部への映像伝送実証を官民が共同して実施−

 近畿総合通信局(局長:大橋 秀行)は、南海トラフ地震等の大規模災害に備え、陸上自衛隊、和歌山県と共同で、災害発生時に重要となる情報収集・伝達手段の確保を迅速に確立するための共同訓練を大阪・和歌山間で実施します。
 本訓練では、総務省が貸与支援する災害対策用移動通信機器等を、陸上自衛隊ヘリで被災地(和歌山県串本町を想定)まで空路搬送し、応急・復旧活動のための高度な通信環境を串本町において設営する訓練や、公共ブロードバンド移動通信システムを利用して、被災現場や救助活動等の状況をリアルタイムに映像伝送し、現地と対策本部(和歌山県、串本町)との情報共有を図る実証を行います。

1 災害対策移動通信機器等の空路搬送訓練

(本訓練は、陸上自衛隊第3師団主催「平成30年度通信事業者等との協同訓練」として実施します。)

日時:平成30年10月15日(月) 午前8時開始

目的:被災自治体への災害対策用移動通信機器等の貸与や通信環境構築の支援を迅速に行うため、関係機関と実践的な空路搬送訓練を実施し、連携を深めることで円滑な遂行を目指します。

参加団体:近畿総合通信局、陸上自衛隊第3師団、串本町、アイコム株式会社

時程:(1) 08:00近畿総合通信局からアイコム(通信機器保管業者)へ搬送指示
(2) 08:30陸上自衛隊八尾駐屯地へ搬送
(3) 09:30通信機器を搭載したヘリ離陸
(4) 10:40串本町上野山防災広場(串本町上野山291-1)着陸後、陸送
(5) 11:15串本町消防防災センター(串本町サンゴ台1256-1)到着
(6) 13:15まで ICTユニット(※参考資料1PDF参照)の設営、運用訓練。参加者に機器の説明及び試用デモを実施。

2 映像伝送システムを利用した情報収集・伝達の実証訓練

(本訓練は、和歌山県主催「平成30年度和歌山県津波災害対応実践訓練」の一環として実施します。)

日時:平成30年10月14日(日) 午前9時開始

目的:被災現場や救助活動等の状況を撮影したリアルタイムの映像を、災害対策本部へ伝送し、対策本部で有効な情報把握が可能であるか、さらに、対策本部が必要とする映像を現場に伝え、要望に応じたリアルタイム映像の送信が可能であるかを、訓練を通じて検証します。

参加団体:近畿総合通信局、和歌山県、串本町、富士通株式会社、株式会社富士通ゼネラル、NTT未来ねっと研究所

時程:(1)09:00串本町避難訓練(串本町上野山防災広場)
  ICTユニット(※参考資料1PDF参照)の設営、運用訓練
(2)09:00-11:30 海上・航空自衛隊による救出・救助訓練(串本沖)

 

内容:(1)及び(2)で実施する訓練の様子を撮影した映像を、公共ブロードバンド移動通信システムを利用して、串本町消防防災センターへリアルタイム伝送します。さらに、和歌山県情報ハイウェイ「きのくにe-ねっと」を通じて、串本町から和歌山県庁の災害対策本部室のスクリーンに映像を伝送します。(※参考資料2PDF参照)

※参考資料
 参考資料1PDF「ICTユニットの概要」
 参考資料2PDF「映像伝送システムを利用した情報収集・伝達の実証訓練の概要」

※訓練は、天候等により中止する場合があります。


連絡先
防災対策推進室
(担当:大角、小田、渡辺)
電話:06−6942−8504

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