報道資料
平成31年2月15日
近畿総合通信局
「防災行政無線屋外拡声音声の音質改善公開デモンストレーション」を実施
近畿総合通信局(局長:大橋 秀行)は、南海トラフの巨大地震・津波の襲来時に災害情報や支援情報の伝達を確実にするため、昨年12月6日に「南海トラフの巨大地震・津波に備える対策支援チーム」を局内に発足させ、活動を始めています。
防災行政無線の屋外拡声音声の音質改善も活動目標の一つであることから、今般、一般社団法人日本音響学会等のご協力を得て、同協会のガイドライン(災害時等非常時屋外拡声システム性能確保のためのASJ技術基準)をもとに既存の防災行政無線屋外拡声音声の音質改善に関する公開デモンストレーションを和歌山県九度山町にて開催いたします。
近畿総合通信局では、南海トラフの巨大地震・津波の襲来によって被災地が広域に災害情報や支援情報から孤立する事態を想定し、地方自治体や支援団体等との協力、連携を密にして様々な対策を地域に根ざして具体的な形にしていくことを目指して、局内に「南海トラフの巨大地震・津波に備える対策支援チーム」を昨年12月6日に発足させました。
東日本大震災での津波避難を呼びかける防災行政無線屋外拡声音声の様子は未だ記憶に生々しいところであり、自治体が避難指示等を直接住民へ伝える同無線屋外拡声音声は、次の災害に備える防災対策の基幹となるインフラであります。
しかし、経年変化や都市環境の変化で、防災行政無線の拡声音声が聞き取りにくくなる自治体があるなど、音質改善を課題としているところが少なくありません。
当局では、屋外拡声器の音質改善についてガイドラインを策定している一般社団法人日本音響学会と協力し、昨年末には当局開催の防災セミナーで同ガイドラインの自治体説明などを取り組んで参りました。
本セミナーでは、参加者から当該ガイドラインによる音質改善の効果を、実際に聞いてみたいなどの質問・要望も多くあり、今般、当該ガイドラインによる音質改善を実際に既存施設で行い、自治体の防災行政無線関係者等に体感していただくことにしました。
ついては、公開デモンストレーションを一般社団法人日本音響学会や和歌山県、九度山町等のご協力等を得て、下記のとおり開催することといたします。
記
1 開催日時
平成31年2月25日(月) 13時から17時まで (雨天決行)
2 開催場所
和歌山県九度山町役場及び道の駅柿の郷くどやま屋外拡声子局周辺
(両会場は、南海電鉄九度山駅より徒歩5分から15分)
3 プログラム(当日の天候等により順序と時刻が変更になることがあります)
13時から13時30分 九度山ふるさとセンター(九度山町役場敷地内)
・デモンストレーションスケジュール及びガイドラインの説明
13時30分から14時00分 九度山ふるさとセンター(九度山町役場敷地内)
・防災行政無線制御卓等での調整などの説明
14時00分から14時20分 会場移動
14時20分から14時50分 道の駅柿の郷くどやま
・ガイドラインによる調整前後の音声聞き比べ
・次世代スピーカーの音声聞き比べ
14時50分から15時10分 休憩(準備)
15時10分から15時40分 入郷コミュニティ消防センター(道の駅柿の郷くどやま隣接)
・意見交換会
15時40分から16時30分 入郷コミュニティ消防センター(道の駅柿の郷くどやま隣接)
・個別相談会(企業団体等参加自由)
16時30分から
・閉会 意見交換会、個別相談会
14時から16時 会場周辺にて総合通信局災害対策用移動電源車、その他機器の展示※
※ 天候等で展示がない場合もあります
4 主催等
主催 総務省近畿総合通信局
協力 一般社団法人日本音響学会、和歌山県
協力・デモンストレーション担当 一般社団法人日本音響学会賛助会員各社※
※TOA(株)、リオン(株)他
協力・会場提供 九度山町
協力・事前調整管理他 株式会社サイバーリンクス
5 試聴・参加
本デモンストレーションは、主に自治体担当者向けのものですが、プログラムにより一般の方、企業団体の方も参加できます。詳しくは下記連絡先へお問い合わせください。
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