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和歌山県紀美野町の地デジ移行対策の放送局(ギャップフィラー)に免許
〜町をあげて地デジの難視聴対策の整備を推進〜

報道発表/平成22年3月31日

  総務省近畿総合通信局(局長:稲田 修一)は本日、和歌山県紀美野町が進めてきた地上デジタルテレビ放送への移行のために整備する「受信障害対策中継放送を行う放送局(ギャップフィラー)」について、同町に対し60局の免許を交付しました。

同町では、地形的にテレビ放送の直接受信が困難なため、多くの世帯が共聴施設(40施設)によりテレビ放送を視聴してきましたが、現状の共聴施設ではデジタル放送が視聴できなくなるため、町が事業主体となりギャップフィラー(注1)による整備を図り、町内の難視聴地区を含む56地区(約3300世帯)の地デジの視聴環境の整備を進めたもので、これまでに全国でも例のない大きな事業規模となっています。
  なお、本事業は、総務省が進めている情報通信基盤を整備するための支援策として地域情報通信基盤整備推進交付金(注2)により整備がされました。
  ギャップフィラーは、本日より運用を開始し、これに伴い同地区内での地デジ受信が可能となります。

開設されたギャップフィラーにより再送信される放送

NHK総合・教育、毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ、テレビ和歌山

注1:ギャップフィラー

  受信障害対策中継放送を行う放送局とは、ギャップフィラーとも称し、放送等の電波が、地理的条件等により放送が良好に受信できない場所(Gap=隙間の意)を、小電力の電波送信により埋める(Filler=詰め物の意)装置を用いた放送局で平成19年10月に制度化された。

注2:地域情報通信基盤整備推進交付金

  地域の特性に応じた情報通信基盤の整備を支援し地域間の情報格差(デジタル・ディバイド)の是正と利活用を促進することにより、地域住民の生活の向上及び地域経済の活性化を図る支援策。市町村が事業主体の場合は、総事業費の3分の1を支援する。
連絡先
近畿総合通信局 放送部 放送課
担当:佐藤
電話:06-6942-8566

別紙1

免許した受信障害対策中継放送を行う放送局の概要

免許人

紀美野町

共通諸元

上位局 元の放送事業者 周波数(チャンネル)
海南・那賀・和歌山デジタルテレビ中継局
(いずれかの中継局を上位局とする)
NHK総合 23チャンネル
NHK教育 13チャンネル
毎日放送 16チャンネル
朝日放送 15チャンネル
関西テレビ放送 17チャンネル
讀賣テレビ放送 14チャンネル
テレビ和歌山 20チャンネル

紀美野町の地図

別紙2

ギャップフィラーによる地デジ視聴のイメージ

ギャップフィラーによる地デジ視聴のイメージ図

  上位局であるNHK・民放のデジタルテレビ中継局の放送電波を受信し、ギャップフィラーで再送信を行うことにより、地形的に上位局の放送電波が届きにくいところに位置する一般家庭でも直接デジタルテレビを受信することが可能となる。
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