総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 九州総合通信局 > 報道資料 2014年 > 災害対策用FM補完中継局に免許を付与 −九州管内で初の免許−

報道資料

平成26年12月22日
九州総合通信局

災害対策用FM補完中継局に免許を付与
−九州管内で初の免許−

 九州総合通信局〔局長:上原 仁(うえはら ひろし)〕は、株式会社南日本放送〔代表取締役社長:中村 耕治(なかむら こうじ)〕に対し、平成26年7月16日付けで予備免許を付与したFM補完中継局(MBC鹿児島FM)について、本日付けで免許を付与しました。
 本中継局は、霧島市にある同社のAMラジオ放送の鹿児島ラジオ送信所(親局)が、災害発生時に被害を受け放送の継続が困難となる事態への対策を目的とするものであり、同目的による免許は、九州での最初の免許となり、同社は平成27年1月1日より放送を開始する予定です。

【FM補完中継局】

 FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。
 総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
 FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策(注)又は地理的・地形的難聴対策)を目的とするものの開設が認められています。

 注:外国波混信対策を目的とするFM補完中継局については、従来から開設が可能。  

連絡先
放送部放送課 096-326-7871

ページトップへ戻る