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報道資料

平成27年6月30日
九州総合通信局

長崎放送中波ラジオ難聴地域の一部解消に向けて
−中波ラジオ放送のFM方式による補完中継局に、長崎県初の予備免許を付与−

 九州総合通信局〔局長:上原 仁(うえはら ひろし)〕は、本日、長崎放送株式会社〔代表取締役社長:東 晋(あずま すすむ)〕から免許申請のあったFM補完中継局2局(NBC長崎FM、NBC諫早FM)に対して予備免許を付与しました。
 本中継局は、長崎放送の中波ラジオの難聴地域の一部を、FM波を利用した放送で補完することにより難聴解消を図る目的として設置されるもので、総務省所管の民放ラジオ難聴解消支援事業を活用しています。

中継局(放送局)の概要

放送局名 NBC長崎FM NBC諫早FM
申請者 長崎放送株式会社
放送区域
及び
放送区域内世帯数
長崎県長崎市、西彼杵郡及び西海市、大村市、諫早市、雲仙市の一部及びその周辺地域
245,540世帯(申請による)       
※ 放送エリアは別紙1PDFのとおり
長崎県大村市、諫早市及び雲仙市、西海市の一部及びその周辺地域
116,353世帯(申請による)       
※ 放送エリアは別紙2PDFのとおり
設置場所 長崎市 (稲佐山) 諫早市(五家原岳)
指 定
事 項
電波の型式、周波数   F8E 92.6MHz
空中線電力          1kW
最大実効輻射電力   2.4kW
運用許容時間       常時
電波の型式、周波数  F8E 91.8MHz
空中線電力         30W
最大実効輻射電力    60W
運用許容時間         常時
本放送開始予定日 平成27年10月頃(注:本放送開始予定日は、変更になる場合があります。) 平成27年12月頃(注:本放送開始予定日は、変更になる場合があります。)
【FM補完中継局】
 FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策、都市雑音による都市型難聴、地形的難聴等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。
 総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
 FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策(注)又は地理的・地形的難聴対策)を目的とするものの開設が認められています。
 :外国波混信対策を目的とするFM補完中継局については、従来から開設が可能。


【民放ラジオ難聴解消支援事業】
 総務省では、国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、ラジオの難聴解消のための中継局整備費用の一部を補助しています。


<関連報道資料>
「九州地域におけるラジオの強靱化 −地上基幹放送ネットワーク整備事業及び民放ラジオ難聴解消支援事業の交付を決定−」(平成27年3月31日) 
「九州地域におけるラジオの強靱化 −民放ラジオ難聴解消支援事業の交付を決定−」(平成27年2月13日)

連絡先
放送部放送課 096-326-7871

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