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報道資料

平成28年3月30日
九州総合通信局

大分放送中波ラジオ難聴地域の一部解消に向けて

−中波ラジオ放送のFM方式による補完中継局に、予備免許を付与−
 九州総合通信局〔局長:丹代 武(たんだい たけし)〕は、本日、株式会社大分放送〔代表取締役社長:永田 悠三郎(ながた ゆうざぶろう)〕から免許申請のあった主たるFM補完中継局(OBS大分FM)に対して予備免許を付与しました。
 本中継局は、大分放送の中波ラジオの難聴地域の一部を、FM波を利用した放送で補完することにより難聴解消を図る目的として設置されるもので、総務省所管の民放ラジオ難聴解消支援事業を活用しています。
 この予備免許により、管内の全ての中波放送事業者(民放)において、主たるFM補完中継局が整備されることとなります。

【中継局(放送局)の概要】

放送局名

OBS大分FM

申請者

株式会社大分放送

放送区域及び

放送区域内世帯数

大分市、別府市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後高田市、杵築市、豊後大野市、由布市、国東市、日出町及び九重町の各一部とその周辺地域

271,257世帯(申請による)

※ 放送エリアは別紙PDFのとおり

設置場所

大分市 (横江山)

指定事項

電波の型式、周波数  F8E 93.3MHz

空中線電力      1kW

最大実効輻射電力   2.5kW

運用許容時間     常時

本放送開始予定日

平成28年6月頃(注:本放送開始予定日は、変更になる場合があります。)

【管内におけるFM補完中継局の概要(民放)】

放送事業者

主たるFM補完局の放送開始日

主たるFM補完局以外の中継局(開局済)

福岡県

RKB毎日放送

H28.3.28

北九州局、糸島局、行橋局

九州朝日放送

H28.3.28

北九州局、糸島局、行橋局

長崎県

長崎放送

H27.10.1

諫早局

熊本県

熊本放送

H28.5月頃予定

 

大分県

大分放送

H28.6月頃予定

 

宮崎県

宮崎放送

H28.4.1予定

 

鹿児島県

南日本放送

H27.1.1

阿久根局、枕崎局、鹿屋局

※佐賀県は、長崎放送がサービスを提供している。

【FM補完中継局】

 FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策、都市雑音による都市型難聴、地形的難聴等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。また、主たるFM補完中継局とは、放送対象地域ごとの放送の中心的な機能をはたす中継局のことです。
 総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
 FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策(注)又は地理的・地形的難聴対策)を目的とするものの開設が認められています。

 注:外国波混信対策を目的とするFM補完中継局については、従来から開設が可能。

【民放ラジオ難聴解消支援事業】

 総務省では、国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、ラジオの難聴解消のための中継局整備費用の一部を補助しています。

<関連報道資料>


連絡先
放送部放送課 096-326-7871

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