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報道資料

平成28年9月6日
九州総合通信局

長崎県及び佐賀県内における中波ラジオ難聴地域の一部解消に向けて
−中波ラジオ放送のFM方式による補完中継局に、予備免許を付与−

 九州総合通信局〔局長:丹代 武(たんだい たけし)〕は、本日、中波放送を行う地上基幹放送事業者から免許申請のあったFM補完中継局2局に対して予備免許を付与しました。
 本中継局は、中波ラジオの難聴地域の解消を図ることを目的として設置されるもので、総務省所管の民放ラジオ難聴解消支援事業等を活用しています。
 なお、NBC佐賀FM局の開設により、九州局管内の全県においてワイドFMの放送サービスが始まります。

【予備免許の概要】

申請者

長崎放送株式会社

代表者

代表取締役社長 東 晋(あずま すすむ)

放送対象地域

長崎県

佐賀県

予備免許対象局

FM補完中継局1局

・NBC佐世保FM

FM補完中継局1局

・NBC佐賀FM

総務省支援事業

民放ラジオ難聴解消支援事業

中継局の概要

別紙1のとおり(下記参照)

【FM補完中継局とは】

 FM補完中継局とは、中波(AM)放送局の放送区域において災害対策、都市雑音による都市型難聴、地形的難聴等のために超短波(FM)放送用の周波数を用いて中波放送の補完的な放送を行う中継局のことです。
 総務省では、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」の提言(平成25年7月公表)を踏まえ、ラジオにより平時の生活情報や災害発生時の被災情報、避難情報といった国民に必要な情報が適切に提供されるようFM補完中継局に関する制度整備を行ってきました。
 FM補完中継局は、主に地上アナログテレビジョン放送の跡地であるV-Low帯域の一部(90〜95MHz)の周波数を使用することとし、災害対策又は難聴対策(都市型難聴対策、外国波混信対策(注)又は地理的・地形的難聴対策)を目的とするものの開設が認められています。

注:外国波混信対策を目的とするFM補完中継局については、従来から開設が可能。

【民放ラジオ難聴解消支援事業】

 国民生活に密着した情報や災害時における生命・財産の確保に必要な情報の提供を確保するため、ラジオの難聴解消のための中継局整備費用の一部を補助する事業。

<参考>

<関連報道資料>


連絡先
放送部放送課 096-326-7871

別紙1

NBC中継局(放送局)の概要

 

 

申請者

長崎放送株式会社

放送局名

NBC佐世保FM

放送区域及び

放送区域内世帯数

川棚町及び佐々町の全域、並びに佐世保市、大村市、平戸市、諫早市、西海市、長与町、時津町、東彼杵町、川棚町、波佐見町、佐々町及び有田町の各一部とその周辺地域

143,254世帯(申請による)

※ 放送エリアは別図1PDFのとおり

設置場所

佐世保市 (烏帽子岳)

指定

事項

電波の型式、周波数  F8E  90.6MHz

空中線電力      300W

最大実効輻射電力   990W

運用許容時間     常時

本放送開始予定日

平成29年3月頃(注:本放送開始予定日は、変更になる場合があります。)

 

 

 

申請者

長崎放送株式会社

放送局名

NBC佐賀FM

放送区域及び

放送区域内世帯数

多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、上峰町、みやき町、玄海町、有田町、大町町、及び江北町の全域、並びに、佐賀市、唐津市、伊万里市、神埼市及び吉野ヶ里町の各一部とその周辺地域

248,494世帯(申請による)

※ 放送エリアは別図1PDFのとおり

設置場所

唐津市 (八幡岳)

指定

事項

電波の型式、周波数  F8E  93.5MHz

空中線電力      500W

最大実効輻射電力   930W

運用許容時間     常時

本放送開始予定日

平成29年3月頃(注:本放送開始予定日は、変更になる場合があります。)

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