電波防護指針とは

 日常生活において浴びる電波は非常に弱く、刺激作用や熱作用を及ぼすようなレベルではありません。しかし今後さまざまな分野で電波の利用が進み、強い電波を浴びる状況が現れるかもしれません。さらに電波は目に見えないため、アンテナが設置されている大きな鉄塔を見て不安を抱くことがあるかもしれません。このような背景から、わが国では「電波防護指針」を策定し、電波が人体に好ましくない影響を及ぼさない安全な状況であるか否かの判断をする際の基本的な考え方や、それに基づく基準値などを示すとともに、この指針に基づく規制を導入しています。

 なお、電波による影響でも、無線通信への混信や医用機器、電気・電子機器などに及ぼす影響(干渉)は、生物に及ぼすメカニズムとは全く異なるため、電波防護指針の対象としていません。これらは、電磁両立性(EMC)の観点から、検討が別に行われています。

 電波防護指針の詳細についてはこちら別ウィンドウで開きます(総務省電波利用ホームページ)からご覧いただけます。

電波防護指針イメージ

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