移動通信セミナー「移動通信の最新動向とテクノロジー」を開催

 総務省四国総合通信局は、四国情報通信懇談会の協賛を得て、6月28日(金曜日)に松山市において、第4世代移動通信システム等モバイルブロードバンドの最新の技術・政策動向等に関するセミナーを開催しました。

 最初に、総務省総合通信基盤局電波部移動通信課課長補佐 中越 一彰(なかこし かずあき)から、「モバイルブロードバンド時代の移動通信政策」と題し、LTEの普及・高度化や第4世代移動通信システムの導入等、周波数確保を含む電波政策の最新の取組やモバイルブロードバンドのさらなる発展に向けた技術動向について紹介をしました。

 引き続き、国立大学法人愛媛大学 大学院 理工学研究科 講師 松永 真由美 氏(まつなが まゆみ)から、「移動通信技術の発展における電波伝搬解析やアンテナの重要性と世界動向」と題し、移動通信技術の発展を支えるアンテナ開発や電波伝搬解析技術とその重要性及び国際電気通信連合無線通信部門(ITU−R)での活動を通じて得られた世界動向について御紹介いただきました。

 今、スマートフォンやタブレット端末等の急速な普及に伴い、動画像伝送等、モバイルブロードバンドの利用が拡大し、通信トラヒックが急激に増加しています。モバイルブロードバンドの世界では、より一層の高速、大容量で周波数利用効率の高い移動通信システムへの期待が寄せられており、現行の3.9世代移動通信システム(LTE)より約10倍高速な第4世代移動通信システムの導入に向けた検討が進められています。

  本セミナーに参加した約40名の方々には、第4世代移動通信システムの導入等、モバイルブロードバンドの更なる発展に向けた技術・政策動向、身近な携帯電話からチリのALMA(アルマ)望遠鏡に至るアンテナ開発の必要性、移動通信技術の発展を支える電波伝搬解析技術の研究開発について御理解をいただく機会となりました。(総務部総務課)

中越 一彰(なかこし かずあき)課長補佐の講演

中越 一彰(なかこし かずあき)課長補佐の講演

松永 真由美(まつなが まゆみ)氏の御講演

松永 真由美(まつなが まゆみ)氏の御講演

セミナーの様子

セミナーの様子

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