「平成25年度地域情報化アドバイザー地方局会議」を開催

 四国総合通信局は平成25年12月16日(月)、愛媛県松山市において四国管内在住の地域情報化アドバイザーの活動状況等について意見交換する「平成25年度地域情報化アドバイザー地方局会議」を開催しました。
 
 総務省では、地域におけるICTを活用した課題解決の取組に対して、民間有識者等を「地域情報化アドバイザー」に委嘱し、申請のあった地域へ派遣する「地域情報化アドバイザー派遣事業」を平成19年度から実施しています。本会議は、四国総合通信局と四国管内在住の地域情報化アドバイザーの方々との間で、地域情報化に関する意見交換や管内の課題等について議論するとともに、連携の強化を図ることを目的として開催したものです。

会議の様子の写真

会議の様子

 会議では初めに、各アドバイザーからそれぞれの活動状況について報告がありました。
 まず、高知大学の石塚 悟史(いしづか さとし)准教授から、総務省のICT地域マネージャーとして参画している高知県大月町でICT利活用に向けた取組について、続いて、四国情報通信懇談会の坂本 世津夫(さかもと せつお)運営委員長から、愛媛県今治市(関前)におけるICT環境整備や高知県南国市、高知県東洋町におけるICT利活用に向けた取組について報告がありました。

写真:高知大学 石塚(いしづか)准教授

高知大学 石塚(いしづか)准教授
 

写真:四国情報通信懇談会 坂本(さかもと)運営委員長

四国情報通信懇談会 坂本(さかもと)運営委員長
 

 鳴門教育大学大学院の藤村 裕一(ふじむら ゆういち)准教授から、一般財団法人全国地域情報化推進協会(APPLIC)の教育ワーキンググループでの活動など、教育分野の情報化に向けた取組について紹介がありました。
 また、徳島大学大学院の吉田 敦也(よしだ あつや)教授から、徳島大学で開発した「徳島大学公式アプリ」の概要や米国ポートランドとの遠隔交流活動の様子など、大学でのICTを利活用した取組について紹介がありました。
 最後に、株式会社いろどりの横石 知二(よこいし ともじ)社長から、葉っぱ(つまもの)を販売するいろどり事業の紹介に加え、集落全体の経済価値を向上させるためのタブレット端末を使った新たな取組について紹介がありました。
 
写真:鳴門教育大学大学院 藤村(ふじむら)准教授

鳴門教育大学大学院 藤村(ふじむら)准教授


写真:徳島大学大学院 吉田(よしだ)教授

徳島大学大学院 吉田(よしだ)教授
 

写真:株式会社いろどり 横石(よこいし)社長

株式会社いろどり 横石(よこいし)社長
 

 その後、四国管内の地域情報化の推進に関する意見交換を行いました。各アドバイザーからは、超高速ブロードバンド基盤の整備やその利活用に関する課題や提案、人材育成における仕組みづくりの重要性、行政やICT利活用を牽引するリーダーはどうあるべきかなど、様々な観点から具体的な提言がありました。

 四国総合通信局では、本会議での各種報告・提言等を踏まえ、具体的な施策について検討し、今後も地域情報化アドバイザーとの連携を図りながらICT利活用による地域活性化を支援して参ります。

ページトップへ戻る