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「ICT街づくり推進事業」
≪放送と通信の融合による、地域力・地域連携を活かした災害に強い徳島プロジェクト
‐JoinTown徳島‐ 第2回避難訓練を実施≫

 総務省が実施している平成24年度補正予算の「ICT街づくり推進事業」において、徳島県は、放送と通信の融合による、地域力・地域連携を活かした災害に強い徳島プロジェクト「-JoinTown徳島-」を実施しています。
 同プロジェクトは、平成26年1月19日(日)に徳島県海部郡美波町阿部地区で第2回避難訓練を実施し、住民143名とゲスト参加者80名が参加しました。
 今回の避難訓練は、同地区の住民を対象とし、各住民宅のテレビ画面に、四国放送のデータ放送画面で「●●さん(※)今すぐ避難してください!」のメッセージ表示を合図に避難を開始しました。


テレビ画面に表示された非難メッセージの写真

                   テレビ画面に表示された非難メッセージ

 

 訓練に参加した各住民は、最寄りの避難経路を通じて海抜20メートルを超えたところにあるチェックポイントへ移動し、性別や血液型、年齢といった個人情報を事前に登録したIDカード「すだちくんカード」を読み取り機にかざすことにより、チェックインしました。チェックインした住民の状況は、モニター画面に表示されたハザードマップ上の避難場所毎に避難完了人数や避難者リストとして表示されます。また、避難が完了していない住民宅は、避難状況未確認の表示がモニター画面に表示され、これらの情報が避難完了に伴い、一定の間隔でリアルタイムに更新される状況が確認できました。

 チェックポイントでのチェックイン後は、発災時の最終集合地である中央防災広場へ移動し、避難訓練を終えました。この訓練には飯泉(いいずみ)徳島県知事も参加し、実際に住民宅からの避難体験をされました。

 訓練終了後のイベントでは、飯泉(いいずみ)徳島県知事、影治(かげじ)美波町長からこのシステムの有用性や今後の機能拡充などが述べられ、本システムが他地域のモデルとなるようにしたいと話されました。また、地元企業からは非常食として開発された、阿波尾鶏を使用した五目御飯やけんちん汁が参加者に振る舞われ、大変好評でした。

 

写真:避難の模様をテレビ中継している様子

避難の模様をテレビ中継

写真:ハザードマップ上に避難状況が表示される様子

ハザードマップ上に避難状況が表示

 

写真:飯泉(いいずみ)徳島県知事挨拶の様子

飯泉(いいずみ)徳島県知事挨拶

写真:影治(かげじ)美波町長挨拶の様子

影治(かげじ)美波町長挨拶

 徳島県では、この訓練に参加者した住民に対して住民アンケート等を実施し、更にシステムを検証した上で、防災での活用はもとより、平時には高齢者の見守り事業としてさらに発展させていくこととしています。

※「●●」には個人名が入ります。


体育館に集まった地域住民の方々の写真

体育館に集まった地域住民の方々

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