四国総合通信局は平成26年1月29日(水)、四国管内における平成24年度補正予算「ICT街づくり推進事業(※)」の実施団体(徳島県、松山市、新居浜市)が集まり、各事業の進捗状況等について情報共有する会議「第2回四国管内ICT街づくり推進事業関係者会議」を愛媛県松山市で開催しました。
※ICT街づくり推進事業会議の様子
徳島県の事業進捗状況報告
会議では初めに、各団体より事業の進捗状況について報告がありました。
徳島県からは、テレビというほぼ全世帯に普及しているデバイスを活用して、「放送と通信が融合したICTを活用する新たなシステム」を構築することで、徳島県の抱える諸課題(災害対策、高齢者対策等)の解決に結びつく実証実験をおこなっており、構築したシステムの概要説明や、それを活用して実施した避難訓練の様子などについて報告がありました。
続いて、新居浜市からは、平時はバリアフリー観光・移動システム、バリアフリー健康管理システムとして、緊急時・災害時はバリアフリー避難・救護システムとして利用可能なICTバリアフリーシステムを整備しており、離島、山間地の高齢者に対する健康管理や、障害者や高齢者に配慮した観光情報の提供、防災訓練をおこなった状況などについて報告がありました。
新居浜市の事業進捗状況報告
松山市の事業進捗状況報告
最後に、松山市からは、「国際観光都市」である松山が活力ある街であり続けるために不可欠な、住民課題(健康づくり)、観光課題(回遊率・滞在率の向上)、防災課題(避難支援)の解決をめざし、「健康ICT事業」、「観光ICT事業」、「防災ICT事業」を実施しており、今回の事業で開発したスマートフォンアプリを利用し、モニターに対しておこなったウォーキングイベントや観光街歩き、防災訓練の様子などについて報告がありました。
その後、より良い仕組みづくりに向けた各事業間での連携方策や、今後の事業展開の方向性等について意見交換を行いました。
四国総合通信局では、今後も各団体との連携を図りながらICTを活用した新たな街づくりの推進を支援して参ります。