お知らせ

平成29年4月4日
四国総合通信局

「海上通信システムの新たな利用における 周波数共用のための技術的条件の調査検討会」報告書の公表

 四国総合通信局(局長:佐藤 裁也(さとう たつや))は、「海上通信システムの新たな利用における周波数共用のための技術的条件の調査検討会」(座長:香川大学教授 生越 重章(おごせ しげあき))を平成28年6月から開催し、新たな海上通信システムの利用において、既存のシステムとの周波数共用について検討を行いました。
 このたび、同調査検討会ではその結果を報告書として取りまとめましたので公表します。

1 調査検討の背景

 国際連合の専門機関である国際電気通信連合(ITU)に設置された世界無線通信会議(WRC)において、海上通信におけるデータ通信環境を整えるため、国際VHF海上無線設備では、VDE(VHF Data Exchange:国際VHFデジタルデータ通信)及びVDES(VHF Data Exchange System:VHFデータ交換システム)で使用する周波数が決定され、400MHz帯船上通信設備ではデジタルナロー化によるチャネル増が決定されました。
 しかしながら、この新たな通信システムに使用する周波数は、我が国ではアナログ音声通信用として多くの海上関係無線局で使用されていることから、円滑に導入できる通信利用環境の構築を目的として周波数共用のための技術的条件の検討を行いました。

2 調査検討の内容

 国際VHF海上無線設備では、VDE及びVDESの導入に当たって、音声通信システムとの周波数共用条件等の技術的条件及び適正なチャネル配置を検討するとともに、400MHz帯船上通信設備においては、デジタルシステムとアナログシステムとの周波数共用条件の技術的条件等を検討し、報告書として取りまとめました。

3 海上通信システムの新たな利用における周波数共用のための技術的条件の調査検討報告書

連絡先

四国総合通信局 無線通信部 企画調整課
担当:たか山課長、日野上席企画監理官
電話:089-936-5071

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