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総務省四国総合通信局 

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平成20年 報道資料

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総務省シンボルマーク。キャッチフレーズ「実はここにも総務省」。報道資料

 

平成20年10月21日

四国総合通信局

平成20年度上半期の電波監視の概要
≪無線局等に対する混信妨害等の申告件数が減少傾向≫

 四国総合通信局(局長:たかさき  一郎(たかさき  いちろう))は、平成20年度上半期における電波監視の概要を以下のとおり取りまとめました。

 「誰もが安心・安全に電波の利便性を享受できる環境の維持・形成」を基本方針に今後とも電波監視について各種取組を実施していきます。

1  無線局等に対する混信妨害、電磁環境障害等の申告状況

(1) 区分別申告件数

 平成20年度上半期の申告件数は51件で昨年同期(59件)より8件減少していますが、航空無線、海上保安用無線、消防・防災無線などの重要無線通信への混信等が13件であり、一昨年同期(6件)、昨年同期(12件)と依然高止まりしています。

 このほか、アマチュア無線に関するものが26件(昨年同期:25件)、一般業務用無線に関するものが6件(昨年同期:5件)とほぼ昨年並みですが、電子機器等への影響に関するものが6件(昨年同期:17件)と大幅に減少しています。これは、電子機器の妨害排除能力の向上、地上テレビ放送のデジタル化等が要因ではないかと考えられます。

区分別申告件数

過去3年間の区分別申告件数の推移のグラフ

(2) 重要無線通信妨害件数

 航空無線、海上保安用無線、消防・防災無線、電気通信事業(携帯電話基地局等)の重要無線通信への混信が13件でした。

 全国的に珍しいケースとして、消防無線にテレビの音声が混入するという事案がありました。原因は、老朽化したテレビの共同受信施設から電波が漏れていたものでした。

 当局では、これら国民の生命・財産を守るために重要な無線局等に対する申告について迅速な原因究明及び混信の排除に努めています。

重要無線通信妨害の推移

重要無線通信妨害の推移のグラフ

(3) 県別申告件数

 県別の申告件数では、徳島県9件、香川県11件、愛媛県16件、高知県6件とほぼ人口に比例した件数となっています。このほか、管外9件(第5、第6管区海上保安本部や福岡航空交通管制部など)の申告がありました。

県別申告件数

過去3年間の県別申告件数のグラフ

(4) 申告対応状況

 今年度上半期に申告があった51件のうち調査・対策指導等により解消したものが34件、所管局へ移管したものが1件、調査継続中のものが16件となっています。

 当局では今後とも申告について早期対応に努めてまいります。

平成20年度上半期の申告状況

平成19年度の申告対応状況のグラフ

2  不法無線局等の取締り状況

 今年度上半期は、洞爺湖サミット及びサミット関連大臣会合に合わせて重要無線通信の監視体制をとってきました。

(1) 共同取締り

 総務大臣の免許を受けずに無線局を運用している不法無線局の撲滅に向けて捜査機関と共同で上半期に2回取締りを実施(昨年同期:5回)しました。

 内訳として、管内の1警察署(愛媛県内)、1海上保安部(坂出海上保安署)と共同取締りを行い、不法アマチュア無線局を運用していた2名を告発、2名に指導を行いました。

 最近の傾向として不法市民ラジオ局、不法パーソナル無線局が減少し、不法アマチュア無線局の摘発が目立っています。

共同取締りにおける不法無線局(告発・指導)状況

過去3年間の共同取締りにおける不法無線局(告発・指導)状況のグラフ

共同取締りにおける告発・指導局数

  告発(局数) 指導(局数) 合計(局数)
18年度
上半期
19年度
上半期
20年度
上半期
18年度
上半期
19年度
上半期
20年度
上半期
18年度
上半期
19年度
上半期
20年度
上半期
不法市民ラジオ 2 0 0 0 0 0 2 0 0
不法パーソナル 1 0 0 0 0 0 1 0 0
不法アマチュア 1 4 2 1 5 2 2 9 4
その他 0 0 0 0 3 0 0 3 0
合計 4 4 2 1 8 2 5 12 4
(2) ボディアンテナを使用した不法市民ラジオの告発

 住民からのラジオ受信障害申告に基づき、当局監聴室において電波監視を実施し、不法市民ラジオから発射されたものと思われる電波を捕捉しました。

 これを基に不法探査を行い、ボディアンテナを使用した大型トラックから不法電波が発射されていることを確認し、同トラックの運転手を今治警察署に告発しました。

 今治警察署は、平成20年7月24日に当局と合同で同トラックを捜査し、関係する無線設備等を押収しました。

 同運転手は、平成20年9月1日に同警察署から検察庁に送検されました。

 ボディアンテナとは、取締りを逃れるため車両の荷台部等をアンテナとして使用するもので、巧妙で悪質なものです。

 ボディアンテナを使用した不法無線局の摘発は、四国で初めてです。

 

 

(連絡先)

四国総合通信局 電波監理部 監視調査課

担当:鉄尾(てつお)課長、山田上席電波監視官

電話:089−936−5051


 

 

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