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報道資料

平成25年6月6日
信越総合通信局

9GHz帯船舶用固体素子レーダーの周波数共用等に関する調査検討を開始

 信越総合通信局(局長 大橋 秀行(おおはし ひでゆき))は、「9GHz帯船舶用固体素子レーダーの周波数共用等に関する調査検討会」を設置することとし、第1回会議を開催します。
 我が国では、船舶の航行の安全を確保するため、船舶安全法第2条に基づき、一定の船舶に対して船舶用レーダーの搭載を義務付けるとともに、電波法無線設備規則第48条においてその技術的条件が定められています。
 近年、固体素子(半導体増幅器)の性能が向上し、船舶用レーダーへの導入も可能となっていますが、長寿命化、周波数の安定、不要発射の低減など、マグネトロンと比較してメリットが多い反面、運用状況(他のレーダーと近距離で運用した場合等)によっては他の船舶用レーダーに有害な干渉を起こす恐れがあります。
 現在、情報通信審議会 航空・海上無線通信委員会 船舶用固体素子レーダー作業班では、9GHz帯船舶用固体素子レーダーの導入が可能となるよう検討を行っていますが、その過程で、既存のマグネトロンレーダーとの周波数共用及び干渉(混信)除去の効果等については実際に電波を発射した技術試験を実施(上越市有間川付近)し、そのデータを踏まえて審議することとなりました。
 これを受け、当該技術試験を本調査検討会で実施するもので、情報通信審議会における検討及び技術基準案策定に資することを目的に調査検討を行います。
 なお、結果については、年内に報告書として取りまとめる予定です。

1 日時

平成25年6月14日(金) 15時00分から(2時間程度)

2 場所

メルパルク長野 3階「瑞鳳の間」
(長野市鶴賀高畑752−8 電話:026-225-7800)

3 議題

(1)調査検討会の設置について
(2)調査検討会の検討内容等について
(3)その他

4 委員

学識経験者、レーダーメーカー等 14名
【参考資料】
  別紙1:調査検討会開催趣旨PDF
  別紙2:調査検討会の背景PDF
  別紙3:構成員名簿PDF

連絡先
無線通信部 企画調整課
電話:026−234−9940

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