報道資料
平成26年6月2日
信越総合通信局
新潟県阿賀町に無線システム普及支援事業補助金を交付決定
−デジタル無線(消防・救急無線、市町村防災行政無線)の整備を支援−
総務省は、新潟県阿賀町が行う消防・救急デジタル無線及び市町村デジタル防災行政無線(移動系)の整備を支援するため、5月30日に平成26年度「無線システム普及支援事業費等補助金(周波数有効利用促進事業)」の交付を決定しました。
この補助金は、電波の一層の有効利用を目的に、東日本大震災等を踏まえ、市町村が行う災害の被災状況の把握や救急・救命活動に重要な役割を担う防災行政無線及び消防・救急無線のデジタル化を促進するため平成25年度に新設されたものであり、新潟県阿賀町への補助金交付決定は、信越管内では初めてとなります。
阿賀町では、現行のアナログ方式による消防・救急無線(150MHz帯)及び防災行政無線(150MHz帯)をデジタル方式の無線設備(260MHz帯)に更新することとしています。この更新において、消防本部又は役場からの無線通信エリアは、5局の山上中継局(消防・救急無線用2局、防災行政無線用3局)を介して、町内のほぼ全域をカバーします。
また、デジタル方式による無線通信は、アナログ方式に比べて秘匿性が高くなることから、搬送患者の個人情報や災害時等での情報伝達に対する情報セキュリティが強化されるほか、音声通信だけでなくデータ伝送など情報量を多く含む無線通信が行えることから、活動車両の位置情報や活動状況等を一層的確に伝達できるようになります。
○交付決定の概要
区分 |
消防・救急デジタル無線 |
市町村デジタル防災行政無線(移動系) |
総事業費(千円) |
237,845 |
553,195 |
補助金額(千円) |
118,922 |
276,597 |
補助率 |
1/2 |
1/2 |
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