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報道資料

平成27年3月12日
信越総合通信局

−山間部における超短波放送の難聴解消のための周波数有効利用技術に関する調査検討会−
報告書を取りまとめ、信越総通局長に提出

 信越総合通信局(局長 秋本 芳徳)(長野市)は、「山間部における超短波放送の難聴解消のための周波数有効利用技術に関する調査検討会(座長 不破 泰 信州大学 教授)」を平成26年6月20日に設置し、FMの放送区域の確保と改善を図るため、放送局の送信所までの番組伝送等を無線で行う技術に関して、同調査検討会において検討が行われてきました。
 本日、第3回調査検討会(最終回)が開催され、これまでの検討結果が取りまとめられ、同日、不破座長から秋本局長に報告書が提出されました。
 本調査検討会は、山間部に集落が点在する地域において、超短波(FM)放送の放送区域の確保と改善を図るため、放送局の送信所までの番組伝送等を無線で行う技術(STL技術)に関して、調査検討を行うこと(※)で、地域の難聴解消とともに放送事業者等の負担軽減を図り、周波数を有効利用するための方策、技術的条件の策定に資することを目的に開催されました。
 本技術に関しては、現在、情報通信審議会において検討中のものであり、今後、技術的条件がまとまり、制度が整えば、送信所までの番組伝送をより安価で行うことが可能となり、全国のFM放送事業者ばかりでなく、これまで難聴となっていた地域にとっても朗報になるものと期待されています。

1 開催日時

平成27年3月12日(木) 14時00分〜(2時間程度)

2 開催場所

JA長野県ビル 13階特別会議室2
〒380-0826 長野市南長野北石堂町1177番地3

【参考資料】 別添:調査検討会の概要PDF

※ 実環境での技術試験について 昨年10月から11月にかけて、10月上旬に各種の室内実験を行い、10月下旬から11月上旬にはフィールド実験として、長野県茅野市の杖突峠に実験試験局による送信装置を配置し、実際にデジタル方式の電波(VHF帯)を発射して、近隣の原村などで受信した電波を測定して、番組の伝送が可能かどうかの実験を行ってきました。

連絡先
無線通信部 企画調整課
電話 026-234-9940

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