報道資料
平成27年6月15日
信越総合通信局
長野県阿南町に無線システム普及支援事業補助金を交付決定
−デジタル無線(市町村防災行政無線)の整備を支援−
総務省は、長野県阿南町が行う市町村防災行政無線(移動系)の整備を支援するため、6月11日に平成27年度「無線システム普及支援事業費等補助金(周波数有効利用促進事業)」の交付を決定しました。
概要
この補助金は、電波の一層の有効利用を目的に、東日本大震災等を踏まえ、市町村が行う災害の被災状況の把握や救急・救命活動に重要な役割を担う防災行政無線及び消防・救急無線のデジタル化を促進するため平成25年度に新設されたものであり、阿南町への補助金交付決定は、長野県内では初めてとなります。
阿南町では、現行のアナログ方式による防災行政無線(400MHz帯)をデジタル方式の無線設備(260MHz帯)に更新することとしています。この更新において、役場からの無線通信エリアは、3局の山上中継局を介して、町内のほぼ全域をカバーします。
また、デジタル方式による無線通信は、アナログ方式に比べて秘匿性が高くなることから、個人情報や災害時等での情報伝達に対する情報セキュリティが強化されるほか、音声通信だけでなくデータ伝送など情報量を多く含む無線通信が行えるため、活動車両の位置情報や活動状況等を的確な伝達など、災害対策の一層の高度化が期待されます。
交付決定の概要
団体名(事業主体) |
事業費(千円) |
補助金額(千円) |
補助率 |
阿南町 |
158,568 |
79,284 |
1/2 |
(参考)
無線システム普及支援事業(周波数有効利用促進事業)の概要
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