【実 施 日】 平成28年6月25日（土） 9時00分〜13時30分
【実施場所】 新井総合コミュニティセンター
上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこう（新潟県妙高市）
【実施概要】
信越総合通信局は、信越情報通信懇談会（会長 不破 泰 信州大学総合情報センター長・教授）、新潟県電波適正利用推進員協議会（会長 須田 徹雄）及び上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこう（代表取締役社長 宮澤 英文）とともに「親子ラジオ工作教室」を開催し、親子12組計26名に参加いただきました。
上越ケーブルビジョン株式会社・FMみょうこうとの新潟県妙高市における親子ラジオ工作教室の開催は、本年度が初めてです。
このイベントは、信越総合通信局が自治体や放送事業者などとともに平成25年度から推進している「防災・減災のための放送・ネット利用行動計画」の一環で企画・開催しました。本行動計画は、被災した方々などへの情報伝達手段の一つとして臨時災害放送局を直ちに開局するための体制づくりを柱としていますが、一方で、情報を受ける側である住民の皆さんが災害時におけるラジオの重要性に対する認識を高めていただこうという主旨で、平成25年から実施しているものです。
冒頭、新潟県電波適正利用推進員から、電波の仕組みや正しい使い方などについて説明を受けました。続いてラジオ工作では、初めて持つ半田ごてに戸惑いながら、細かな部品の取り付けに、苦戦する子供たち。手伝うつもりが、子供たちより頑張ってしまった保護者の方々。終了時間までには、全員、無事組み立てが完了しました。恐る恐るスイッチを入れると、全員ラジオ放送を受信することができ、大変うれしそうでした。
この後、完成したラジオを持って、FMみょうこうの放送設備やスタジオを見学した後、親子でスタジオに入り、生番組に出演しました。事前の説明の時には、元気いっぱいの子供たちも、放送の時間が近づくに連れ緊張し、いざ本番では、緊張しながらも、女性パーソナリティのやさしい問いかけに、みんな元気に答えていました。次に保護者へバトンタッチし、生番組に出演すると、控室に移動した子供たちは、手にしたラジオから流れる緊張した親たちの声を楽しそうに聞いていました。
参加者からは、ラジオ工作について「いろいろな部品がたくさんあって、組み立てる時は、おもしろかった」「半田付けが難しかったけれど、お父さんと工作できて楽しかった」などの子供の声や、「始め子供には難しいと思いましたが、ラジオが完成して感動しました」「子供と一緒にラジオ作りに参加できて良かったです」という保護者の意見、また生出演に関しては、「話す時に緊張したけど、答えられて良かった」「自分も緊張したけど、ラジオで聞く友達の声も緊張していた」「もっともっとしゃべりたかった」など、子供ならではの素直な感想も聞かれました。
今年で4年目となる取り組みですが、ラジオ放送や電波の仕組み、災害時でのラジオの大切さを親子で一緒に考えていただく、良い機会となりました。
7月中旬には、長野県諏訪市のコミュニティ放送局「エルシーブイFM」で、7月下旬には、長野県東御市のコミュニティ放送局「エフエムとうみ」で、また、8月下旬には、新潟県新発田市のコミュニティ放送局「エフエムしばた」でも、同様の催しを開催する予定です。
ラジオ工作教室の様子
ラジオ工作に夢中の親子
スタジオで出演準備する子供たち
連絡先
企画調整課
電話 026−234−9940
