総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 東北総合通信局 > 放送 > 風力発電による放送受信への影響防止についてのご協力のお願い

風力発電による放送受信への影響防止についてのご協力のお願い

 近年、再生可能エネルギーが脚光をあびて、ますます多くの風力発電施設が計画されています。
 これらの風力発電建設地の周辺環境につきましては、環境アセスメント等により保護されていますが、風力発電施設の建設により、放送中継局の受信環境に影響が発生するおそれが懸念されております。

風力発電と放送中継局の設置場所

 放送中継局(右画像参照)の設置場所は、風力発電施設が計画される立地と同様、山岳・稜線上に建設される例が多く、また、一般の住居・集落に比べて目立ちにくいため、風力発電施設の建設時に見落とされる場合が考えられます。
放送中継局

想定される中継局等への障害事例

  1. 風車が回転することにより、放送波を断続的に遮断することから、テレビの画像にブロックノイズ(右画像参照)が断続的に発生します。ひどいときにはブラックアウトしてしまいます。
  2. 他の放送局や放送中継局で送信された電波を受信してさらに中継している場合については、中継された電波を受信している広範囲の住民に影響が生じる可能性があります。(注1)
  3. このような中継局への影響は、環境アセスメント対象規模に満たない、小規模の風力発電施設でも発生する可能性があります。(注2)
ブロックノイズ画像
 
注1:テレビ放送用中継局やラジオ・FM中継局のほか、ケーブルテレビ等の共同受信施設でも同様の影響が生じる可能性があります。また、主要な放送局・中継局への回線(いわゆるマイクロ波回線)の領域のほとんどは電波法102条の2にもとづく「伝搬障害防止区域」に指定されており、風力発電施設等高層建築物の建設に当たっては電波法に基づく手続が必要となる場合があります。
注2:影響が生じる条件はさまざまですが、一般的には、放送の受信方向(受信アンテナから見て放送局のある方向)に風力発電施設等がある場合に影響が生じやすいとされています。

風車による受信障害例と救済方法(PDF:439KB)PDF

風力発電施設の計画に当たってのお願い

 風力発電施設の建設の計画に当たっては、このような中継局等の施設が周囲にないか、できる限りご確認いただくとともに、建設計画を具体化する際には、地域の放送事業者又は総務省東北総合通信局に照会ください。

連絡先

東北総合通信局 放送部放送課
TEL 022-221-0697
hoso-tohoku_atmark_ml.soumu.go.jp
(迷惑メール対策をしています。送信の際は「_atmark_」を「@」に置き換えてください。)

ページトップへ戻る