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テレビ共同受信施設とは・・・

 受信環境の良い場所に設置したアンテナで受信したテレビ放送電波を複数の世帯に分配し、共同で視聴する施設のことです。(以下、「共聴施設」)

例えば・・・

  • 山間地等の地形的な理由でテレビの電波が見えづらいために設置された「辺地共聴施設」
  • 建造物(ビル、送電線、高架橋)や航空機等の影響によってテレビが見えづらくなったために設置された「都市受信障害対策施設」
  • ビルやマンション・アパート等の中で、テレビを視聴するために設置されてた「棟内共聴設備」

・・・などが、これにあたります。

 地上デジタルテレビ放送は、電波の性質が変わるために受信者1人1人が、地上デジタルテレビ放送対応のテレビやチューナー等をお買い求めいただく必要がありますが、共聴施設受信者の皆様は、施設自体の改修工事が必要な場合があります。

なぜ、共聴施設の改修工事が必要か?

地上デジタルテレビ放送はUHFの電波を使用します!

  • 現在使われている共聴施設の多くは、設置や維持管理のコストを低減するために伝送効率の良いVHF電波を使用しています。
  • このような施設では、地上アナログテレビ放送の電波はVHF (1〜12ch) とUHF(13ch〜62ch)それぞれのアンテナで受信されますが、そのうち、UHFのチャンネルについては、コンバータという周波数変換器を使ってVHF帯の空きチャンネルに変換して送っています。
  • この場合、共聴施設の伝送路が、VHFという低い周波数の電波しか通らない設備を使っているため、UHF帯である地上デジタルテレビ放送電波は通らないことになります。
  • また、既に地上アナログテレビ放送の伝送に5〜6ch分を使用していますので、VHFのチャンネル(12ch分)では干渉のおそれのある隣のチャンネルを使わずに地上デジタルテレビ放送用の空きチャンネルを確保するのも難しくなって来ます。
  • そのため、全チャンネルをVHF帯で伝送している共聴施設は、なんらかの「改修」をしなければ、そのままでは地上デジタルテレビ放送を送ることが出来ず、受信者のみなさんが地上デジタルテレビ放送対応のテレビやチューナー等をつないでも地上デジタルテレビ放送が映らないということになります。
  • 改修工事は、現在受信している放送局がデジタル化される時期に合わせて行うことが望ましく、先延ばしにしておくと地上アナログテレビ放送終了間際に工事が殺到して業者の手配がつかなくなる恐れがありますので、お早めに保守管理業者等にご相談ください。

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