総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 東北総合通信局 > 地上デジタル放送対応の施設改修方法(1)

地上デジタル放送対応の施設改修方法(1)

チャンネルがそのまま通るように伝送路の帯域を広くする

同一周波数パススルー方式

  • 地上デジタルテレビ放送波(UHF帯)を受信して
  • 伝送路設備を広帯域化(770MHz化)して
  • UHFチャンネルのまま各家庭まで伝送する方式

同一周波数パススルー方式

ポイント

  • 地上デジタルテレビ放送対応のテレビ等を購入した時から、高画質、高音質、データ放送、双方向等のフルサービスが受けられます。
  • 送受信設備の改修に加え、回線設備の交換が必要なため、最も設備投資のかかる方式です。
  • 多数のチャンネルが確保できるため将来性・汎用性に優れた改修方法と言えます。
  • テレビチャンネルでは、並んでいるように見えるVHFの12chとUHFの13chも実際には図のように「スーパーハイバンド」という帯域を隔てて、大きく離れています。
  • 周波数パススルー方式とは、テレビ電波の通る伝送路の帯域を広げて1〜62chまでの電波をそのまま伝送する方式です。
  • これによって、UHF帯にある地上デジタルテレビ放送のチャンネルは、そのまま(OFDM方式)でテレビまで送られ、アンテナで受信された13chは、テレビの13chで映ることができます。
  • このようにすれば、放送局から流れてくる電波と共聴施設に流れている電波は同じものとなるので、受信者は、新たに購入した地上デジタルテレビ放送対応のテレビやチューナー等を繋げば、個別受信者と同様の放送サービスが受けられます。
  • ただし、「伝送路を広げる」ということは、幹線増幅器の伝送容量を増大させることであり、そのためには「伝送路上にある幹線増幅器を取り替える」ことが必要となりますので、非常に設備投資のかかる改修であるといえます。

ページトップへ戻る