総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【参考】

報道資料

平成20年4月4日

東北管内で採択された研究開発課題の概要

◆ ICTイノベーション創出型研究開発(ICT安心・安全技術)
課題名 ガーネットを利用した高分解能高周波磁界測定システムの開発
研究代表者所属 東北大学 電気通信研究所
研究代表者名
 いしやまかずし
教授石山和志
研究開発の概要  
 現在、漏洩電磁界計測は計測できる周波数は低く、空間分解能も悪いため、ひとつのIC チップから漏洩するミリ波帯の磁界まで検出可能な手法として、ガーネット磁性薄膜の磁 気光学効果を利用した計測方法を研究し、1ミクロンの空間分解能とミリ波帯の計測が可 能な5ピコ秒の時間分解能とを有する磁界計測技術を実現させる。

 
◆ 若手ICT研究者育成型研究開発
課題名 軸対称型収音装置を用いた高精度・高感性バーチャル音空間
創成システムの構築
研究代表者所属 東北大学 電気通信研究所
研究代表者名
 さかもとしゅういち
助教坂本修一
研究開発の概要  
 音空間を高精度・高感性に創成し、将来の超臨場感コミュニケーションの基幹、ユニバー サルコミュニケーション及び多視点型高臨場感視聴覚コンテンツ創出に重要なシステムの 研究開発を行う。

 
◆ 若手ICT研究者育成型研究開発
課題名 指先による仮想能動触を利用した触力覚インタラクション技術に関する研究開発
研究代表者所属 東北大学 大学院情報科学研究科
研究代表者名
 こんようまさし
助教昆陽雅司
研究開発の概要  
 「どこでも手軽に利用できる触覚メディア」を目標として、小型携帯情報端末に搭載可能な 触覚インターフェース(VibTouch)の研究を行い、将来のユビキタス端末で手軽に触覚コン テンツを利用するための基盤を確立する。

 
◆ 地域ICT振興型研究開発
課題名 地域伝統音楽(津軽三味線、南部三味線)保存用自動採譜装置に関する研究開発
研究代表者所属 八戸工業大学 大学院電子電気・情報工学研究科
研究代表者名
 こさかやじゅいち
教授小坂谷壽一
研究開発の概要  
 伝統音楽(特に津軽三味線、南部三味線)を、次の時代を担う若年層演奏者に口伝では なく、未来永劫譜面として正確に記録する技術として三味線にピックアップを備えたいわゆ る“エレクトリック三味線”と、この音源から譜面を自動的に作成する“自動採譜装置”を提案 するものである。

 
◆ 地域ICT振興型研究開発
課題名 地域情報ネットワークを活用した地域医療連携支援がん診断拠点センタ ーシステムの研究開発
研究代表者所属 弘前大学 大学院保健学研究科
研究代表者名
 のざかひろゆき
助教野坂大喜
研究開発の概要  
 「がん対策基本法」により指定された地域がん診療拠点病院間をネットワークで相互接続 し、がん診断技術を広域的に相互提供することを可能とする『地域医療連携支援がん診 断拠点センターシステム』の研究開発を行う。

 
◆ 地域ICT振興型研究開発
課題名 音声主導型看護医療システムに関する研究開発
研究代表者所属 秋田県産業技術総合研究センター
研究代表者名
 ささきしんや
主任研究員佐々木信也
研究開発の概要  
 看護師不足が深刻である地域の医療現場において、「音声」という直感的でヒトにやさ しい双方向インターフェイスを用いることで、「患者看視」本位の環境を提供し、更に医療 現場のミスを未然に防ぐ為の技術開発を行う。

 
◆ 地域ICT振興型研究開発
課題名 有線と無線の組み合わせによる二つのデジタル・ディバイド地域の課題を解消する研究開発
研究代表者所属 岩手県立大学 ソフトウェア情報学部
研究代表者名
 むらたよしとし
教授村田嘉利
研究開発の概要  
 東北地域には、人口集積度の低さなどから電気通信事業者の投資インセンティブが働き にくく、ブロードバンドの促進が図れない。また、難視共聴施設を利用する住民の設備更新 に係る費用問題により地上デジタルテレビジョン放送の普及が進まない2つのデジタル・デ ィバイドの課題を抱える地域が多い。ブロードバンドと地上デジタル放送を同時、かつ、効率 的に普及するシステムの研究開発を行う。



「戦略的情報通信研究開発推進制度」における平成20年度新規研究開発課題を決定

 
【別紙】 東北管内で採択された研究開発課題
【参考】 平成20年度採択された公募研究課題



連絡先: 東北総合通信局
情報通信部情報通信連携推進課
(細野課長)
TEL 022-221-0753


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