総務省 東北総合通信局
Tohoku Bureau of Telecommunications 【報道資料】

報道資料

平成20年10月16日

ICTを活用した地域課題の解決を支援
岩手県遠野市が平成20年度「地域ICT利活用モデル構築事業/
遠隔医療モデルプロジェクト」の新規委託先候補に決定

 総務省では、平成20年度「地域ICT利活用モデル構築事業/遠隔医療モデルプロジェクト」に係る提案の公募について、平成20年8月8日から8月29日まで第一次公募を行いました。
 外部有識者からなる評価会において提案内容の評価を行い、その評価を参考に当局管内から「岩手県遠野市」を委託先候補に決定しました。(全国では16件の応募があり、5件を委託先候補として決定。)

1.事業の概要
   本事業は、総務省が市区町村等に対し、「遠隔医療モデル」(遠隔医療の実施に係る情報通信システムの企画・設計・開発、継続的運用及びこれらに必要な体制づくり等ICTを利活用した医療分野における課題解決のための一連の取組)の構築等を委託するものです。
 
2.遠野市の提案概要
  (1)地域に欠けている専門医(本事業は循環器医師)が遠隔で参加し、地域医療機関と連携。
  (2)コメディカル(注1)や住民組織など地域の力を活用し、専門医と連携したスタッフが遠隔で情報共有を促進する体制を柔軟にとれる遠隔・地域連動システムを市の主導で構築。
  (3)9ケ所程度の地区センター等において高齢者を中心に総数約300人の住民の参加を得て、主に循環器や生活習慣などを対象として適切なバイタル指標(注2)を設定する等、本システムの効果を測定。
(注1) 薬剤師・歯科衛生士・理学療法士等の、医師・看護師以外の医療従事者の総称
(注2) 血圧、血糖値、ミネラル等の値を継続的に測定・検証



ICTを活用した地域課題の解決を支援

 
【参考1】 岩手県遠野市「遠隔医療システム概念図」(PDF:151KB)
【参考2】 平成20年度「地域ICT利活用モデル構築事業/遠隔医療モデルプロジェクト」新規委託先候補及び評価会構成員(PDF:57KB)
【参考3】 平成20年度「地域ICT利活用モデル構築事業/遠隔医療モデルプロジェクト」の概要(PDF:179KB)



連絡先: 東北総合通信局
情報通信部情報通信振興課
(本橋課長)
TEL 022-221-0708


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