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船舶の遭難信号が誤発射
−衛星EPIRBを発見−
平成23年10月17日
 東北総合通信局(局長:武井 俊幸)は、10月13日(木)、福島県相馬市の松川浦海岸において、船舶の遭難信号を誤発射していた衛星EPIRB(※)を発見し、電波を停波させました。
1.発見に至る経緯
 平成23年10月12日(水)、第二管区海上保安本部から、船舶の遭難時に使用される信号(周波数406.025MHz)が福島県相馬市内において発射されている旨の申告を受け、電波監視車による探索を実施した結果、松川浦海岸にて衛星EPIRBを発見し、電波を停波させました。
2.誤発射の原因
 今回発見された衛星EPIRBは、相馬双葉漁業協同組合に加入していた漁船に搭載されていたもので、当該船は東日本大震災の津波により陸上に打ち上げられ、既に解体されていましたが、衛星EPIRBが松川浦海岸に残され、何らかの衝撃でスイッチが入ったものと推定されます。
 当局では、遭難信号の誤発射は海上における救助・救難活動を妨げ、人命救助に重大な影響をもたらすことから、航空・海上関係者に衛星EPIRBの適正な管理等を周知・啓発しており、引き続き関係機関と連携を図りクリーンな電波利用環境の維持に努めてまいります。

(※)衛星EPIRB(Emergency Position Indicating Radio Beacon)
衛星非常用位置指示無線標識で、遭難緊急時などに電波を発射し位置を通報するための無線設備
連絡先
電波監理部調査課
TEL 022-221-0640
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