総務省トップ > 組織案内 > 地方支分部局 > 東北総合通信局 > 報道資料 2013年 > 平成25年度ICT分野の競争的資金に係る研究開発課題の公募並びに公募説明会の開催について

報道資料

平成25年3月15日

平成25年度ICT分野の競争的資金に係る研究開発課題の公募並びに公募説明会の開催について

 総務省では、情報通信技術分野の競争的資金※1である「戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE※2)」及び「先進的通信アプリケーション開発推進事業」において、平成25年度から新規に実施する研究開発課題を以下のとおり公募しますのでお知らせいたします。
 また、公募にあたり、東北総合通信局(局長:富永昌彦)は、3月21日(木)に制度概要及び公募要領等について説明会を開催します。

1.制度の目的

 SCOPEは、我が国の復興、再生はもとより、持続的な成長と社会の発展、安全で豊かな国民生活の実現等に積極的な役割を果たし、我が国の科学技術イノベーションの力を高めることを目的としています。
 また、平成25年度より新たに開始する「先進的通信アプリケーション開発推進事業」は、柔軟なネットワークの設定・運用を可能とするネットワーク基盤の機能を用いた先進的な通信アプリケーションの開発を支援し、イノベーションや新市場・新産業の創出、我が国の社会的課題の解決、国際競争力強化を図ることを目的としています。

2.公募期間

 平成25年3月18日(月)から同年4月18日(木)17:00 まで
 (郵送の場合は、同日付必着)

3.公募を行う競争的資金

 次の競争的資金について、提案を公募します。公募の概要は、別紙1PDFのとおりです。
競争的資金
採択予定件数
1
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)
(1) ICTイノベーション創出型研究開発
30件程度
(2) 若手ICT研究者等育成型研究開発
20件程度
(3) 電波有効利用促進型研究開発(追加)
  ア 先進的電波有効利用型
20件程度
  イ 若手ワイヤレス研究者等育成型
20件程度
(4) 地域ICT振興型研究開発
25件程度
2
先進的通信アプリケーション開発推進事業(新規)
(1) タイプI
4件程度
(2) タイプII
10件程度

4.平成25年度の競争的資金の拡充の概要

(1)研究開発を通じたビッグデータ分析の専門家(データサイエンティスト)の育成
 ビッグデータを利活用する上で、情報通信技術やビジネスの様々な分野における知識や能力を備えたビッグデータ分析の専門家(データサイエンティスト)が求められていることから、SCOPE「若手ICT研究者等育成型研究開発」においてビッグデータの利活用のための研究開発を推進することで、データサイエンティストの育成に貢献します。
(2)競争的資金による電波資源拡大のための研究開発の推進
 電波のより一層の有効利用に資する新たな無線システムの導入・普及展開の加速化に向けた取組の充実・強化を図るため、国が予め研究開発課題を設定するのではなく、自由な提案を受け付ける仕組みを新たに設けるため、SCOPE「電波有効利用促進型研究開発」を設定し、電波資源拡大のための研究開発を推進します。
(3)先進的通信アプリケーション開発推進事業の創設
 経路制御や帯域制御などの柔軟なネットワークの設定・運用を可能とする「新世代ネットワーク(将来ネットワーク)」の機能を用いた先進的な通信アプリケーションの開発を、新たな競争的資金により支援します。
 これにより、基礎研究からアプリケーション開発までを一体的に推進し、新世代ネットワークの展開や国際標準化を加速し、これらを通じてイノベーションや新市場の創出、国際競争力強化等を図ります。

5.平成25年度の競争的資金の試行的な取組み

(1)成果展開に向けた取組みの充実
 研究開発成果を社会に展開する取組みを充実するために、大学や中小企業等を対象とした「先進的通信アプリケーション開発推進事業」(タイプII)において、開発着手の段階から成果展開に向けた取組みを併せて実施することを可能としています。
 具体的には、成果展開に向けて、受託者が成果展開に係る計画策定等に関して、コンサルタント、ベンチャーキャピタリスト等からアドバイスを求めることも可能とし、開発と成果展開に向けた取組みを一体的に進めます。
(2)多段階選抜方式の適用の拡大
 平成24年度から導入した多段階選抜方式について、「ICTイノベーション創出型研究開発」、「電波有効利用促進型研究開発」及び「先進的通信アプリケーション開発推進事業」(タイプII)に適用を拡大します。。
 これにより、有望な技術の種を見極めた上で、イノベーション創出につながる課題や電波の有効利用に効果的な技術等の実用化を達成する課題への効率的な資金配分を実施します。

6.応募方法

(1)応募に先立って、府省共通研究開発管理システム(以下「e-Rad」という。)への事前登録を行ってください。  ※事前登録では、「研究機関の登録」及び「研究者の登録」が必要です。登録手続きに2週間以上要する場合がありますので、余裕を持って登録手続きを行ってください。  ※e-Radについては、http://www.e-rad.go.jp/別ウィンドウで開きます をご覧下さい。
(2)応募は、「e-Radによる電子申請」を行うとともに、「提案書の提出」が必要です。

 ア SCOPEの提案書提出先
 研究代表者が所属する機関の所在する都道府県を管轄する総合通信局等となり、東北管内(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県及び福島県)の提出先は以下のとおりです。
  「東北総合通信局 情報通信部 情報通信連携推進課」
   〒980-8795 仙台市青葉区本町3−2−23 仙台第2合同庁舎
   電話:022-221-9578/E-mail(※):shien-toh_@_ml.soumu.go.jp
   ※迷惑メール対策をしております。送信の際は上記アドレスの_@_を@に置き換えて送信してください。

 イ 先進的通信アプリケーション開発推進事業の提出先は以下のとおりです。
   「総務省情報通信国際戦略局通信規格課 先進的通信アプリケーション開発推進事業 事務局」
   〒100-8926 東京都千代田区霞が関2−1−2
   電話:03-5253-5771 / E-mail(※): networkapps_@_soumu.go.jp
   ※迷惑メール対策をしております。送信の際は上記アドレスの_@_を@に置き換えて送信してください。
(3)各提案に当たっては、以下のホームページに掲載する研究開発課題の提案要領、提案書作成要領をご覧ください。
 ア SCOPEホームページ    https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/scope/
 イ 先進的通信アプリケーション開発推進事業ホームページ  https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/network_apps.html

7.公募説明会開催日時・場所等

日時:平成25年3月21日(木)14:00から (60分程度)
場所:東北総合通信局12階会議室(仙台市青葉区本町3−2−23 仙台第2合同庁舎)
説明者:総務省 東北総合通信局 情報通信連携推進課
申込方法:Eメール又はFAXにて、3月19日(火)17時までにお申し込みください。
(1) Eメールでの申し込みは、件名を「SCOPE 公募説明会」とし、本文に、団体名、お名前、電話番号、Eメールアドレス、住所、参加人数を記入し E-mail(※):event-tohoku_@_soumu.go.jp 宛て送信してください。
 ※迷惑メール対策をしております。送信の際は上記アドレスの_@_を@に置き換えて送信してください。
(2) FAXでの申し込みは、別紙2PDFの参加申込書によりお申し込みください。

※ 申込み時にお知らせ頂いた個人情報は、目的外で利用することはありません。また、使用後、速やかに破棄いたします。

8.その他留意事項

 本研究開発は平成25年度予算案に盛り込まれているものであり、予算成立後、速やかに研究開発を開始できるようにするため成立前に公募するものです。したがって、内容等に変更がありえることを予めご了承ください。


※1  競争的資金制度:広く研究開発課題を募り、専門家を含む複数の者による評価に基づいて、提案された課題の中から実施すべき課題を採択し、当該課題を実施する研究者に研究費を配分する制度。

※2 Strategic Information and Communications R&D Promotion Programme

※3 ICTの活用による省エネルギー化・低炭素化、ICTそのものの省エネルギー化・低炭素化、ICTによる健康で自立して暮らせる社会の実現、人と社会にやさしいコミュニケーションの実現、安心とうるおいを与える情報提供の実現、ネットワーク基盤、ワイヤレス、セキュアネットワーク、宇宙通信システム技術、革新機能創成技術、通信・放送ネットワークの耐災害性の強化等、災害の状況を遠隔からリアルタイムに把握・蓄積・分析等を可能とするセンサーネットワークの12の研究開発分野。



連絡先
情報通信部 情報通信連携推進課
TEL 022-221-0753

ページトップへ戻る