平成27年1月5日
平成27年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、ノーベル物理学賞の受賞、冬季五輪や男子プロテニスで日本人が大活躍するなど、心豊かになる明るい話題がありました。
しかし、足下を振り返ると、未曽有の被害をもたらした東日本大震災から4年になろうとしておりますが、今なお10万人以上の方々が避難生活を余儀なくされている現実があります。東北総合通信局では、自治体の復興計画に基づく新たな街づくりの支援として、関係機関との連携による情報通信基盤の円滑な整備・支援の促進、ICT利活用による復興支援を、本年も全面的に進めてまいります。
特に、平成27年度は、復興集中特別期間の最終年度となりますから、除染地区への情報通信基盤の整備、被災した漁業用海岸局の復興などによる新たな街づくりの加速化を図っていきます。
また、安心安全な暮らしを確保するために、消防・防災無線のデジタル化、ラジオの補完局整備、Lアラート普及、ネットワークの強靱化を推進するとともに、元気なまちづくりのためにICT利活用の推進とその事例紹介、研究開発の促進を進めてまいります。
さて、昨年のヒット商品に、「格安スマホ」がランキングされているとおり、毎月の基本料金が大幅に下がったスマホの契約が拡がってきました。これに伴い「ながらスマホ」が社会問題となっており、従前にも増してセキュリティの確保、情報通信機器使用の際のモラル向上が求められてきておりますので、e−ネットキャラバンなどを今春に集中的に各地で開催し、インターネットの安心・安全利用に関する啓発を行ってまいります。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際に、東北を訪れる方々に対する情報通信利用環境の充実をめざし、今後もICTで東北の活気あるまちづくりにまい進してまいる所存ですので、皆様からのご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
東北総合通信局長 竹内 芳明
連絡先
東北総合通信局
総務部総務課 企画広報室
TEL 022-221-0638