「平成27年度青森県総合防災訓練」において災害対策用移動通信機器の貸出訓練を実施

　今般の青森県総合防災訓練は、震災訓練（青森県津軽南部を震源とするマグニチュード8.0の地震により、黒石市内各所で建物倒壊や 火災が発生したほか、電力、水道、通信、ガス施設等のライフラインに甚大な被害が発生し、一部地域が孤立）と国民保護（緊急対処事態） 訓練（黒石運動公園開催中のイベントで化学剤使用により多数の死傷者が発生し、県・市が国に対して国民保護等派遣要請）の二つの事案想定の下で、青森県、黒石市、弘前地区消防事務組合、青森県警、陸・海・空自衛隊など関係機関から約3,000名が参加して開催されたもので 、訓練では貸出無線機を実際に使用した情報の収集及び伝達が行われ、その有効性が遺憾なく発揮されていました。

　東北総合通信局では、地震・風水害等の非常災害時において、災害対策用移動通信機器の貸出をはじめ、災害対策用電源車の貸出や臨 機の措置による無線局の免許・変更等手続を行い、被災地域の情報通信確保や情報通信基盤の復旧などを支援しています。今後も管内各地で 開催される防災訓練等に参加して、非常災害時における情報通信確保のための訓練を行っていきます。