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「電波の安全性に関する説明会in北上」を開催

平成27年11月9日

 東北総合通信局(局長:岡野 直樹)は、10月29日(木)、岩手県北上市のさくらホールを会場に、東北情報通信懇談会等との共催により「電波の安全性に関する説明会in北上」を開催しました。

 この説明会は、携帯電話をはじめ、電波の利用が身近になっている中、一般の方を対象に、電波が人体や医療機器などに与える影響などについての情報を提供することを目的として平成16年より開催しております。
 今回の説明会で東北管内では通算17回目の開催となり、77名の参加者がありました。

東北総合通信局 小林電波監理部長

東北総合通信局 小林電波監理部長

 はじめに、「電波の安全性に関する総務省の取り組み」と題して、東北総合通信局 小林電波監理部長より講演を行いました。
 講演では、電波利用の拡大の中、電波の安全性に関する基本的な考え方や基準値などを電波防護指針により示し、この基準値を超える場所には一般の人々が容易に入れないように柵などの安全施設の設置等を電波法令により義務付けていること、今日まで携帯電話使用を原因とする健康影響は立証されていないこと、科学的な検証を積み重ねることが必要であることなどの説明を行いました。
北海道大学の野島名誉教授

北海道大学の野島名誉教授

 続いて、「電波の性質と安全性−基本的考えと研究例−」と題して北海道大学野島名誉教授が講演されました。
 電波の基本的性質のほか、「電波」と「電離放射線」の生体作用の違い、携帯電話の電波による発がん性に関する様々な実験調査やシミュレーションの結果など、これまでなされてきた細胞実験、動物実験、疫学研究などが説明されました。
会場の様子

会場の様子

 参加者からは、「電波」と「電離放射線」の違いが認識でき、携帯電話利用による電波の生体への影響について様々な観点から実験が行われていることなど理解できたとの声が寄せられました。
 東北総合通信局では、安全で安心な電波利用環境を確保し、電波の安全性に関する情報を提供するため、今後も説明会を開催してまいります。

 

 

 

連絡先

東北総合通信局
電波監理部 電波利用環境課
  TEL 022-221-0676

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