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「放送コンテンツの海外展開支援事業に関する説明会」を開催

平成28年3月15日

 東北総合通信局(局長:岡野 直樹)は、3月4日(金)、宮城県仙台市において、放送関係事業者や旅行関係事業者など80名を超える参加により「放送コンテンツの海外展開支援事業に関する説明会」を開催しました。
 本事業は、放送事業者と番組制作会社が地方自治体や旅行・観光関係者等と幅広く協力・連携して放送コンテンツを企画・制作することにより、国家戦略としての「ビジット・ジャパン戦略」、「クール・ジャパン戦略」、「地方の創生」に資する放送コンテンツの海外展開を強化・促進することを目的として行うものです。

会場の様子

会場の様子

 はじめに、総務省情報流通行政局情報通信作品振興課の須賀政幸課長補佐より「放送コンテンツ海外展開促進に向けた政策について」と題して説明がありました。
 説明では、放送コンテンツの海外展開について、「放送コンテンツの販売だけでなく、日本文化の普及や魅力ある商品・サービスの販売、観光客誘致などにも資する放送コンテンツの海外展開事業を、一般社団法人放送コンテンツ海外展開促進機構(以下:BEAJ)の協力も得ながら支援している。平成28年度については、日本全体のイメージ向上や放送と連動した事業の継続的な展開を目的とした「放送コンテンツの海外展開総合支援事業」、及び地方公共団体等と連携し地域の魅力を詳細に取り扱う「放送コンテンツ海外展開助成事業」を行う。」として、様々な連動プロジェクトを一体的に展開する取組を支援する総務省の施策が紹介されました。

BEAJの重村理事運営委員長

BEAJの重村理事運営委員長

 続いて、BEAJの重村一理事運営委員長(株式会社ニッポン放送 代表取締役会長)より「海外共同制作事例の紹介<放送コンテンツ海外展開モデル事業の事例から>」と題して説明がありました。
 重村様からは、総務省の「放送コンテンツ海外展開モデル事業」を通じた放送コンテンツの海外展開による現状分析の説明があり、番組連携による商品販売やイベント開催など、地域の放送局が中心となった、興味深く、かつ、参考になる事例が紹介されました。また、BEAJが事業を通して得た知見から、国ごとに異なる著作権や知的財産権、放送内容の規制などが紹介され、コンテンツ流通の促進においても各国の状況把握が重要であることを強調されました。そして具体的な案件やアイデア等を踏まえてBEAJに相談してもらえれば、これまでの経験や調べた内容の説明等いろいろサポートできるので、気楽に相談して欲しい旨ご紹介がありました。

JICTの福田代表取締役社長

JICTの福田代表取締役社長

 最後に株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構(JICT)の福田良之代表取締役社長より「JICTの事業概要について」と題して説明がありました。
 福田様からは、海外において電気通信事業、放送事業若しくは郵便事業又はこれらの関連事業を行なう事業者へ様々な支援を行なうファンドスキームが紹介されるとともに、具体的な案件があればより的確に応えることができるので、気楽に相談して欲しい旨ご紹介がありました。

 東北総合通信局では、今後も放送コンテンツの海外展開の強化・促進を通じて地域経済活性化に取り組みます。

連絡先

東北総合通信局
情報通信部情報通信連携推進課
TEL 022-221-0753

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