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山形市内で臨時災害放送局を展示

平成28年5月16日

 東北総合通信局は、平成28年5月5日、山形市スプリングフェスティバル「はたらく車大集合」の会場で、特定非営利活動法人日本地域放送支援機構と連携して臨時災害放送局の機材展示を行いました。当日は、「こどもの日」とあって、消防車や白バイをはじめ様々な機関・団体の特殊車両約30台が市内目抜き通りに並べられ、多くの家族連れで賑わいました。
 臨時災害放送局は、1995年の「阪神淡路大震災」を契機に制度化され、非常災害時の被災地の住民に向けて、正確できめ細かな情報を提供するために開設するFM放送局です。「東日本大震災」では、24の自治体が被災者への生活支援情報や救護活動情報を提供するために開局し、現在でも6自治体で運用が続いています。

臨時災害放送局の送信機と発電機

臨時災害放送局の送信機と発電機

展示の全景とアンテナ

展示の全景とアンテナ

 展示されたFM放送機は、大きさがスーツケースほどで常に持ち運びができるように作られています。アンテナもそれに合わせて調節出来ますので、万が一の時には、総務省から割り当てられた周波数に対応して放送出来るようになっています。

公開生放送の模様

公開生放送の模様

 また、会場内に設けられた山形コミュニティ放送(株)のサテライトスタジオでは、塩竈市で実際に臨時災害放送局を運用した日本地域放送支援機構の横田理事が番組に参加し、パーソナリティーのインタビューを受けました。横田理事は、臨時災害放送局での経験とともに、機構では被災地の災害対策本部等の要請に応じてこの機器を貸し出すとともに設置・運営にかかる人的支援も行っていくこと等話しておられました

 今回の熊本地震では、熊本市、御船町、甲佐町、益城町に臨時災害放送局が開設されましたが、このうち御船町と甲佐町は総務省から貸し出しされた機材を使って運用されており、全国的な支援体制のもと円滑な放送の立ち上げと情報提供ができました。
  東北総合通信局は、引き続き災害発生時の被災情報の収集伝達や応急復旧活動の円滑な遂行に必要不可欠な通信・放送の確保を支援する体制を整えて参ります。

連絡先

  東北総合通信局
  放送部放送課
  TEL 022-221-0651

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