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「地域ICT/IoT実装推進セミナー in 山形」を開催

平成30年10月4日


  東北総合通信局(局長:伊丹 俊八)は、山形県、山形県自治体ICT推進協議会及び東北情報通信懇談会との共催により、平成30年9月12日(水)山形市において「地域ICT/IoT実装推進セミナー in 山形」を開催し、87名の参加をいただきました。
 このセミナーは、ICT利活用事例等について地方公共団体職員をはじめ広く一般の方々に紹介し役立てていただくことを目的に開催しました。

 はじめに総務省から施策説明を行いました。情報流通行政局の 松田 昇剛 地方情報化推進室長からは (1)官民データ活用推進基本法が制定され、オープンデータの活用によるEBPM(データや根拠に基づく政策立案)やRPA(ロボットによる定例業務自動化)といった新たな手法が導入されていること、(2) 総務省では地域IoT実装のためのスキームやアドバイザー派遣、地域活性化サポートデスク等の支援を行っていること、東北総合通信局の 前田 佳紀 情報通信振興課長からは東北地域IoT実装「東北事例集」の発行、12月開催予定の「地域課題解決マッチング会」及び公衆無線LAN環境整備支援事業について、それぞれ説明がありました。

 続いて2名から講演を頂きました。総務省情報流通行政局の 富岡 秀夫 情報通信経済室長からは平成30年版情報通信白書で取り上げられた「デジタルトランスフォーメーション」「X-Tech(クロステック)」の考え方等について、山梨県産業労働部新事業・経営革新支援課の 河野 明 氏からは、平成29年8月に発足した地方版IoT推進ラボの取り組みを通じ(1)目的・ゴールを描く(2)キーパーソン(3)オープンイノベーション・連携の3点が重要であると説明がありました。

 その後、2つの先進事例が紹介されました。JAふくしま未来の 今野 文治 北福島営農センター長からは果樹の凍霜害を防止するため37箇所に温湿度センサーを設置し、LPWA方式により防霜対策本部にデータを送信する仕組みについて説明がありました。長野県塩尻市企画政策部の 金子 春雄 参事 CTO(最高情報技術責任者)からは塩尻市がこれまで構築してきた情報基盤を活用した「ICT街づくり推進事業」について、鳥獣害対策にとどまらず、子供の見守り、気象対策、防犯等、地域が抱える分野での活用に挑戦していると述べられました。

 会場では3事例の講師を囲み行われたワークショップや、RPAソフト、作業負荷軽減ロボット、クラウドAIサービス等の展示ブースも設けられ、参加者は地域ICT/IoT実装に対する理解を深めていました。

 東北総合通信局では今後とも地域IoT実装に向けた最新情報を提供してまいります。

福島会場の様子

【東北総合通信局説明】

郡山会場の様子

【ワークショップ】

 

連絡先

 東北総合通信局
 情報通信部情報通信振興課
 TEL 022-221-0708

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