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「地域情報化人材育成セミナー in 秋田」を開催

〜番号制度導入とオープンデータ活用事例〜

平成26年8月8日

 東北総合通信局(局長:竹内 芳明)は、7月30日(水)、秋田市において「地域情報化人材育成セミナー in 秋田」を東北情報通信懇談会との共催、秋田県の後援で開催しました。

 地域情報化人材育成セミナーは、平成7年度から自治体職員等を対象に東北管内の各地域において開催しており、地域情報化の核となる人材の育成を目的に、時宜にかなったテーマを選定しております。今回は「番号制度導入」と「オープンデータ活用事例」をテーマとして開催し64名の参加がありました。

 番号制度導入については、総務省地域情報化アドバイザーでもある株式会社HARPの白井芳明氏より「地方公共団体における番号制度への対応準備について」の講演が行われました。

 白井氏は、地元の北海道を中心に自治体クラウドや番号制度の推進に取り組まれており、「国の電子自治体の推進に対する取組」、「番号制度の概要・仕組み」、「スケジュールと地方公共団体に求められる取組」について、その経験を織り交ぜながら、体系的かつ詳細に説明されました。
 地方公共団体がこれからやらなければならないこと、具体的には「特定個人情報保護に関する制度的措置(条例改正)」「特定個人情報の管理方法、アクセス制御などの技術的措置」「番号制度導入での地方公共団体の体制整備の必要性」などが明確に理解できた講演となりました。

講演を行う白井氏

株式会社HARP 白井芳明氏

 オープンデータ活用事例については、秋田県横手市情報政策課の村上敏幸情報政策係長から「横手市におけるオープンデータの取り組み」が紹介されました。横手市は、平成24年7月からオープンデータの取組を始めていて「横手市内の避難場所情報を公開し、情報の2次利用としてyahooと協定を結びweb地図上への情報展開を行った」(災害時の活用)、「市の決算データを公開し、秋田県内技術者によるアプリ開発により地方税の具体的な使い道について市民へ周知できた」(行政の透明性の確保)などの成果をあげています。
 「オープンデータは地方自治体の経営資源である」という信念のもと進めている横手市の姿勢はこれからオープンデータの取組を行おうとしている地方公共団体にとって大変参考となる講演でした。

講演を行う村上氏

横手市情報政策課 村上敏幸氏


 東北総合通信局は、地域情報化を推進するため、今後も地域の人材育成を支援してまいります。

セミナー会場の模様

セミナー会場の模様

連絡先

 東北総合通信局
 情報通信部 情報通信振興課
 TEL 022-221-0708

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