報道資料
平成24年7月11日
東海総合通信局
小型人工衛星ChubuSat-1の無線局に予備免許
人工衛星に搭載するアマチュア無線局は管内初
総務省東海総合通信局(局長:高崎 一郎(たかさき いちろう))は、本日、小牧アマチュア無線SATCOM倶楽部(代表:池淵 博(いけぶち ひろし))から申請のあった人工衛星ChubuSat-1に搭載するアマチュア無線局に予備免許を付与しました。
概要
このアマチュア無線局は、中部地区小型衛星開発連合(注1)がロシアで打ち上げ予定の小型人工衛星ChubuSat-1(注2)に搭載する無線局と衛星を地上から遠隔操作するための無線局の2局で構成されています。
衛星の打ち上げ成功後、同倶楽部は地上から衛星を遠隔操作し、
- 衛星側で取得した画像データ(注3)をダウンリンクし、地上側で正確に受信できるかを検証する
- 衛星側で取得した画像データは、一般のアマチュア無線家にも受信してもらい、地上側で受信したデータと受信状況を比較する
- 衛星側を活用することにより、一般のアマチュア無線家がメッセージ通信(注4)を行えるようにする
こととしており、アマチュア無線通信技術の向上を図るものです。
なお、今回の事例は、東海管内では初めての試みとなります。
注記
- 名古屋大学太陽地球環境研究所、大同大学及び中部地方の中小企業連合体
- 重さ約50kg、一辺約50cmの立方体形状で、3つの面に太陽電池パネルを搭載し、観測機器として可視光カメラ及び赤外線カメラのほかアマチュア無線機を搭載
- 可視光カメラ及び赤外線カメラによる大気中の二酸化炭素量や地表温度及び軌道上の宇宙ごみの観測データ
- 衛星局で受信したメッセージを一旦保存し、要求に応じてメッセージを送信
指定する呼出符号(コールサイン)及び使用周波数帯
局種 |
呼出符号 |
使用周波数帯 |
アマチュア無線局(衛星側) |
JJ2YJY |
430MHz(メガヘルツ)帯 |
アマチュア無線局(地上側) |
JJ2YJX |
144MHz(メガヘルツ)帯 |
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