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報道資料

平成26年12月18日
東海総合通信局

国産初となる小型ジェット旅客機の無線局に予備免許

MRJの開発を支援
 総務省東海総合通信局(局長:木村 順吾(きむら じゅんご))は本日、三菱重工業株式会社(取締役社長:宮永 俊一(みやなが しゅんいち))に対し、MRJ初号機に搭載する無線局(航空機局(注))の予備免許を付与しました。

概要

 三菱重工業株式会社と三菱航空機株式会社は、国産初の小型ジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の開発・製造を進めています。

 航空機は、安全で効率よく航行するため、地上の管制施設との間で多くの情報が必要であり、各種無線設備の設置が不可欠です。(航空通信の概要を参照)
そこで、三菱重工業株式会社及び三菱航空機株式会社では、航空機側に無線局を開設するものです。
また、地上側の無線局としては、既に10月22日に、三菱航空機株式会社に対し、予備免許を付与しています。

 今後、これらの無線設備を使って様々なデータを取得し、来春(予定)の飛行試験へと繋げていくことになっています。

 注記

  • 航空機局:航空機に搭載する無線局で、主な無線設備はVHF無線電話、電波高度計、航空機用気象レーダーなどがあります。

航空通信の概要

表:無線設備の種類
航空通信 通信 他の航空機や地上との連絡
  • VHF無線電話
  • HF無線電話
など
航法 航空機の位置・高度や飛行方向の把握
  • 機上DME
  • 電波高度計
など
監視 航空路や目的空港の気象状況、他の航空機の動向等の把握
  • 航空機用気象レーダー
  • 航空機衝突防止装置
  • ATCトランスポンダ
など

イメージ図

航空機が送受信する通信のイメージ


連絡先
東海総合通信局 航空海上課 
電話:052-971-9195

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