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【東海総通】マイメディア東海

平成25年12月20日
東海総合通信局

第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その11

すっごい南極に感謝!感謝!感謝!そしてさようなら

いよいよ最終回

 今回でこの連載も最終回となりました。
さあこれから、ここ南極は短い夏に向かって猛ダッシュです。

  1. 日が沈まない(白夜)
  2. 陽が昇らない(極夜)
  3. 転がる太陽(極夜寸前、太陽の高度が低く、氷山の水平線を転がるように移動する様)
  4. 頭の真上に南十字星が見える(日本では一部の地域のみ水平線ギリギリに見える)
  5. 雪上車のドアは両方いっぺんに開けない(強風時に開けるとドアが閉められなくなる)
  6. 海氷上は一列に歩く(先頭が安全を確認し後続がその後をついて行く)
  7. 凍った池の底が見える(池の水がきれいだから)
  8. 吐いた息が白くならない(空気がきれいだから)
  9. 落ちている石や岩を触ると凍傷やけど(見た目はわからないが、石自体の温度が異常に低い)
  10. タロジロが駆け廻っていた昭和基地
  11. カチンコチンに凍る握りたてのお握り
  12. 降ってきた雪が防寒着に結晶のまま張り付く

どれもこれも、ここ南極昭和基地では日頃、当たり前に目にする光景です。

写真1:南極大陸スカーレン初夏の太陽(2013年9月19日撮影)

 今でも、この長い南極越冬隊の歴史の中に自分がいることが不思議でなりません。私は以前、尊敬するある人から人は自分が1番やりたいこと・1番できること・1番やらなくてはならないこと。この3つを満たしたモノに出会えた時が最も幸福なんだ・・・だから、それに出会えるまで頑張って努力しなさい。そして、それに出会えた時には、そのことに感謝して、もっともっと頑張りなさい。と聞かされたことがあります。生まれて初めて訪れ、そしてもう二度と再び訪れることのないこの極寒の地、南極でその3つを満たしたモノに辿りつけたような気がします。越冬交代まで残り2カ月弱、全身全霊をもって任務を全うしたいと考えています。

 最後になりましたが、このような機会を与えていただいた皆様方に感謝して、この投稿を終了させていただきます。

 では、このすっごい南極に感謝!感謝!感謝!そして、さようなら。

第54次日本南極地域観測隊 越冬隊員 川崎昭仁

写真2:南極・昭和基地満天の星空

関連情報

  1. 2012年7月31日 第54次南極地域観測隊の越冬隊に川崎昭仁さんを派遣
  2. 2012年8月6日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その2
  3. 2012年10月25日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その3
  4. 2012年11月14日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その4
  5. 2013年1月4日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その5
  6. 2013年2月19日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その6
  7. 2013年5月15日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その7
  8. 2013年8月2日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その8
  9. 2013年10月9日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その9
  10. 2013年11月15日 第54次南極地域観測隊員 川崎昭仁さんレポート その10

連絡先
東海総合通信局 企画広報室
電話:052-971-9187

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