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【東海総通】マイメディア東海

平成26年9月24日
東海総合通信局

コラムvol.18 総合通信局の業務 電波監視官の仕事 第3回

不法無線局探査設備(DEURAS)

はじめに

 電波監視官の仕事として第3回目となります今回のコラムでは、電波監視の設備について紹介していきます。

 総合通信局はDEURAS(デューラス)という設備を使って電波監視を行っている、ということをご存じの方もいると思いますが、電波監視官がどのように利用しているかは知らないという方も多いのではないでしょうか。
皆様から負担(受益者負担)いただき作られた電波監視設備について紹介し、私たち電波監視官が有効に活用していることを知っていただきたいと思います。

アマチュアバンドでの不法・違法局

 近年、アマチュア無線機器などは安価で通販などでも簡易に入手が可能なことから気軽に購入して、アマチュアバンド内で免許をとらずに運用する者や、どの周波数でも送受信できるよう改造して、アマチュアバンド外の周波数で運用する者も少なからず出現しています。このような不法行為に対してはアマチュアバンドの内外にかかわらず厳しく対処しており、無線局免許があっても使用区別(バンドプラン)違反やコールサインの不送出の局に対しては指導を強化しているところです。

 このような不法・違法電波の発射源を特定する場合、複数の電波監視車を出動させても短い時間に探し出すことはかなり困難なことです。昨今、効率的かつ効果的に短時間で電波の発射源を特定することが、私たち電波監視官に求められています。そんな中で活躍しているのがDEURASです。

DEURASシステムの概要

 DEURASとは、一言でいうと不法無線局探査設備の愛称で、DEtect Unlicensed RAdio Staitions(不法無線局を探知する)からの造語です。 この設備は、総合通信局の管内に設置されたセンタ局と各地区に設置されたセンサ局及び必要により不法無線局探索車に設置したセンサ局で構成されたものです。

図:不法無線局探査設備DEURASのイメージ

 東海管内の場合、約30か所にあるビル屋上や鉄塔にセンサ局が設置されていて、東海総合通信局内に設置された監視卓から遠隔操作することで、センサ局で受信(測定周波数範囲は25MHz〜3GHz)した電波をモニターしたり、その発射源の方位を測定して電波の発射されている位置などを把握することができます。
電波が発射されている位置は、2つから最大5つのセンサ局で同時に電波の到来方向を測定し、その方位線の交点から割り出すことができます。リアルタイムに発射源を知ることができるので、ただちに出動する場合には躊躇することなく現場へ駆けつけることが可能です。また、電波のデータ収集や分析が必要な場合は自動監視機能を活用し、システムのみによる24時間の電波監視を可能にしています。

写真:DEURASアンテナ

DEURASの活用

 では、私たちはいつどのように活用しているのかについて触れてみたいと思います。皆様からの通報(申告)があった場合は、すぐに担当の電波監視官が監視卓に着き、目的の周波数などをセットしリアルタイムで電波の状況をモニターします。ところがそのモニター時に目的の電波が入感していない場合もあり、常に担当者が監視卓でモニターしているわけにもいきません。しかしこのような場合でも、測定情報は自動的に記録されていますので、後で分析して発射時間や発射場所の推測が可能となっています。また移動監視時においても、移動監視車からDEURASを利用することができますので、車内に設置された受信機器などと併用することにより電波の特定に向かうことができるのです。

 ここで発射場所の推測が可能と書きましたが、誰が具体的にどの場所から発射しているかを特定するためには私たち電波監視官が移動監視を行い、その現場で目視して確認しなければ正確には特定とは言えません。
DEURASは電波監視を行う上でなくてはならない設備の一つであることは確かですが、あくまでも電波を測定する道具のひとつであり、最終的には私たち監視マンの腕と目にかかっているのです。


連絡先
東海総合通信局 監視課
電話:052-971-9472

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