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【東海総通】マイメディア東海

平成27年8月24日
東海総合通信局

コラムVol.30 親が知らない間に子どもはネットで他人とつながっている

子どもをネット危機から守るスマホ・ネット講座 第1回

はじめに

 いまや、小学生の4割ほどが携帯電話(スマートフォン含む)を所持するまでになり、子どもたちにとってインターネットは切っても切れない存在となっています。

 そこで今回からシリーズとして、子どもをネット危機から守るスマホ・ネット講座と題したコラムを掲載していきます。特にお子さんのいるご家庭では、インターネット上での無用なトラブルに巻き込まれないためにも、是非読んでいただきたいと思います。

 その上続けて読めば、あなたもe−ネットキャラバン(インターネットの安心安全に関する講座)の講師になれるかもしれませんよ。

ゲーム機でネットに接続

 e-ネットキャラバンのために、ある小学校を訪れました。体育館に5、6年生がきちんと並んで座り、その後ろには保護者の皆さんが大勢おみえになられています。

 講座の冒頭、子どもたちにおうちでインターネットをしている人と質問をすると、ほぼ全員が手を挙げます。
では、何でインターネットにつないでいますかと言うと、ママのスマホ!と、元気な声があがります。
でも、ママのスマホでインターネットを見ている人と質問しても、3分の1も手が挙がりません。

イラスト1:ゲーム機のイメージ

 じゃあ、みんなは何でインターネットにつないでいるのかなと聞くと人気のゲーム機を示す声があちこちからあがります。

 そこで、ゲーム機でインターネットにつないだことがある人と聞くと、ハーイ!と、ほとんど全員が元気よく手を挙げます。

 ここで保護者席がざわつきます。えっ?、ゲーム機って、インターネットにつながるの??

ゲームの世界で知らない人と…

 インターネットとつながるのは、パソコンやスマートフォンだけではありません。大半の子どもたちが持っているゲーム機だけでなく、携帯音楽プレイヤーなどもインターネットにつながります。

 子どもたちに聞くと、ゲーム機をインターネットに接続する方法、それも自宅のWi-Fiだけでなく、ファーストフード店などでどのように操作すればよいのか、良く知っていますし、こんなサイト見たよとか、こんなことが出来たよと、得意になって話してくれます。
その中で、知らない人とやりとりをしている小学生も少なくありません。

イラスト2:ゲームで遊ぶ子どもたち

 最近のゲームは、知らない人と対戦したり協力したりするものも多いので、小さな頃からその環境に慣れている感じもします。

 みんなは、うざいとかキモいとか、そういう他人を傷つけるようなことは書かないよねと聞いたら、オレ、書いたことあると、5年生が手を挙げました。
友だちに書いたの?ううん、知らない人…。

自分の子どもが知らない人とやりとりをしている

 この現実を把握していない保護者の方も多いのではないかと、講座をしていて思います。

グラフ図:ゲーム機でゲームだけをしているわけじゃない!?携帯ゲーム機でのインターネット利用状況(内閣府ホームページより)

小中学生がゲーム機を利用したインターネット利用状況の棒グラフ。主なものはゲームが約88%、動画視聴が約24%、コミュニケーションと音楽試聴が約15%。

購入前に親も勉強を

 一方で、子どもたちも、操作方法はすごく慣れていますが、リテラシーといいますか、判断をするための正確な知識が不足しており、軽い気持ちでクリックしてしまった、ということや、ちょっとふざけた情報を発信してしまって、他の人を巻き込んで大変なことになってしまうという危険性が相当あると感じています。

 では、子どもたちをネットから遠ざければよいのか。答えはNOでしょう。ネットを使いこなすことは、社会に出て必要となるスキルだと思うからです。

 いまのゲーム機は、パソコンに近いような極めて高い性能を有しています。このような玩具を子どもに買い与える場合には、まず、保護者が取扱説明書などをしっかりと読み、何が出来るのかをしっかりと把握しておくことが必要です。その中には、有害なサイトをブロックする設定方法なども載っています。

危険を察知する力を!

 子どもがネット上で何をしているのか、ということをすべて把握するのは恐らく困難でしょう。そうなると、フィルタリングをかけることは大前提として、インターネットを使うことで迫ってくる危険、あるいは加害者になってしまう危険を、子どもたちが自分で1 考えて2 判断して3 回避するための知識を身につける必要があります。

 子ども自身がこれはどうも怪しいとか、こういうことをすると危ないと思うための知識を、保護者がまず知って、それを子どもと話し合う必要があると感じています。
では、どのようなことを知っておけばよいのか。次回から、現在起きている事例をご紹介しながら、対応方法について考えていきたいと思います。

(このコラムは、一般社団法人静岡県出版文化会発行の月刊ファミリスに当局職員が寄稿した原稿を一部修正して掲載しています。)


連絡先
東海総合通信局 電気通信事業課
電話:052-971-9401
東海総合通信局 企画広報室
電話:052-715-5110

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