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【東海総通】マイメディア東海

平成28年1月26日
東海総合通信局

コラムVol.35 だましのプロにひっかからないために無料という言葉に気をつけて!

子どもをネット危機から守るスマホ・ネット講座 第6回

ネットに没頭するうちに

 前回は、スマートフォンでフィルタリングを使用しない場合の危険性ということで、不正アプリのダウンロードによって電話帳が抜き取られてしまい、出会い系サイトの勧誘に利用されるかもしれない…という例を紹介しました。今回も、引き続きフィルタリングを使用しない場合の危険性について紹介します。

 ネットは、大人にも子どもにとっても、とても便利で魅力的なものです。
特に子どもにとっては、ネットの世界は好きなアイドルやゲーム、音楽、アニメなど魅力的な情報で溢れています。

 スマホは手軽にネットを利用することができるため、つい時間が経つのも忘れてしまうくらいのめり込み易く、その分、危険なサイトに入り込んでしまう可能性も高くなってきます。

このゲーム、なかなか難しくて先に進まないんだよなぁ
あのアイテムがあれば、すぐに次のステージに行けるかもしれない
どこかのサイトに、いい情報は出てないかなぁ…。

イラスト1:スマホをする女の子

 子どもが興味本位で、いろいろなサイトを次々に見ていった結果、危険なサイトに入り込んでしまうことがあります。
たとえば、あなたはウイルスに感染しました!という画面が急に出てきて、この画面を消すためには、サイトに表示されている電話番号に連絡してください。のように、あたかもウイルスに感染したかのように装って、連絡先を求められるケースがあります。

 また、占いが好きな子どもがネットを見ていて無料占いサイトにたどり着き、今なら登録無料!という言葉をみてURLをクリックし、氏名や電話番号などを登録したところ、○日以内に3万円お支払いくださいの内容のメールが送られてきた事例も起こっています。

グラフ図1:ネット上のトラブルに関する小学・中学・高校生の実態とその保護者の予想

ネット上でトラブルに遭遇したことがある小中高生別の割合と自分の子どもがネット上でトラブルに遭遇しただろうと予想する保護者の割合を比較した棒グラフです。

 内閣府の調査(グラフ図1、2)によると、ネット利用においてトラブルなどを経験した中学生は約3割、高校生は約6割との結果も出ており、もはや人ごとではなく身近な問題として考えなければならない状況となっています。また、高校生は保護者の認識以上に、ネット上のトラブルなどに関連する行為を経験している傾向があるようです。

グラフ図2:ネット上のトラブルなどの経験

平成24年と25年における、小中高生がネット上で出会ったトラブルの種類別棒グラフです。主なものは、チェーンメールや知らない人からのメールなどのトラブルです。

 メールへの反応についても、文部科学省が実施した情報活用能力調査(参考参照)によると、不正請求メールを受け取った際の対応に関する質問に対して、不適切なものを全て抽出できた中学生は2割にとどまるものでした。

 だます方は、日頃から、個人情報の収集や詐欺行為を研究しているプロです。ネット利用者が、ついつい反応してしまう巧みな手口を研究しているのです。
このプロからの魅力的(?)な誘惑にひっかからないよう、子どもを危険から守るため、まだネットの利用経験の浅い子どもにはフィルタリングの使用がもっとも効果的です。

参考:中学生に聞きました不正請求メール、やってはいけない対応は?(情報活用能力調査:文部科学省)
問3 幸子さんは、満足度No.1 絵文字ダウンロードに登録し、絵文字をダウンロードしました。数ヶ月後、右のようなメールが届きました。
幸子さんが取るべき行動として、不適切なものはどれですか。メールを下まで見て、下の1から5までの中から選びましょう。
  1. このメールに返信する。
  2. 保護者に相談する。
  3. 問合せ先に電話して、抗議する。
  4. 入金後、URLから退会手続きをする。
  5. 消費者生活センターに問合せをする。

図1:不正請求メール

不正請求メールのイメージ。利用料金、振込先、退会方法、問合せ先などが記載されています。

【正解】1、3、4が不適切(つまり1、3、4をやってはいけない)
中学生3,338人の解答では、
  1. このメールに返信する。・・・・・・・・・50.4%
  2. 問合せ先に電話して、抗議する。・・・・・38.5%
  3. 入金後、URLから退会手続きをする。・・・43.9%

「相手と連絡を取ったりしない」、「お金を払ったりしない」、「信頼できる大人に相談する」といった、中学生に向けて不正請求メールに対する正しい対処法を話しているイラストです。

フィルタリングと、相談できる関係

 だれでも、あなたはウイルスに感染しました!や、○○万円支払ってくださいといった画面が突如現れたら、びっくりしますよね。

 大人もですが、特に子どもにとっては、それまでみたこともない画面が目の前に現れたら、落ち着いて判断することはむずかしいと思います。

 突然の事態に、子供があわてて業者に連絡を取ってしまい、氏名や年齢、電話番号といった個人情報が相手に伝わってしまうと、さらに危険度が高まってしまいます。
そのため、フィルタリングをかけるとともに、万一の場合には、子どもだけで抱え込まないで、すぐに保護者に相談するように、日ごろから子どもとネットの危険性について、話し合ってみてください。

イラスト2:焦り顔の女の子

こぼれ話(保護者も注意!)

 フィルタリングの話とは少々離れてしまいますが、前回、無線LAN(Wi-Fi)のお話に触れたことがありましたので、少し脱線。

 パスワード不要の無料の無線LANを利用する場合は、通常、暗号化されていない状態でアクセスポイントまで通信されますので、通信の内容がそのまま他人にも見られる危険性があります。

 このため、パスワード不要の無料の無線LANを利用するときは、個人情報やクレジットカードの番号などの送信は絶対に控えましょう!

(このコラムは、一般社団法人静岡県出版文化会発行の月刊ファミリスに当局職員が寄稿した原稿を一部修正して掲載しています。)


連絡先
東海総合通信局 電気通信事業課
電話:052-971-9401
東海総合通信局 企画広報室
電話:052-715-5110

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