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【東海総通】マイメディア東海

平成28年4月26日
東海総合通信局

コラムVol.38 スマホの利用で、犯罪に巻き込まれないために

子どもをネット危機から守るスマホ・ネット講座 第9回

スマホもウイルス感染する!

 みなさんも日頃から風邪のウイルスに感染しないように手洗い、うがいなど、しっかりと対策されていると思います。

 実はコンピュータもウイルスに感染すると、いろいろと具合が悪くなります。スマートフォンも小さいながらも立派なコンピュータのため、油断しているとコンピュータウイルスに感染する可能性があります。

 セキュリティ対策ソフトの開発、販売を行っているMcAfee社の調査によると、スマホなどに向けた悪意あるソフトウェアは年々増加しており、2015年6月末までの累計で、なんと800万種を超えている状況です。

グラフ図1:悪意のあるソフトウェアの合計

2013年第3四半期から2015年第2四半期までの、悪意のあるソフトウウェアの合計件数を表した棒グラフです。

気づかずに犯罪に巻き込まれることも

 スマホのウイルスは、サイトを見たときや、アプリをダウンロードしたとき、メールを開封したときに感染するケースが多くあります。料金請求を行うタイプのように感染していることが目に見えるものや、個人情報の流出のようにこっそり作動して感染に気づかないものがあります。

 もし、遠隔操作が可能なウイルスにこっそり感染すると、スマホが他人から勝手に操作されて犯罪に巻き込まれたり、気づかずに犯罪にかかわってしまう可能性もあります。特にスマホは持ち歩くことが多いため、そのようなウイルスに感染するととても危険です。

 たとえば、メールやSNSのやりとりを見られてしまうほか、スマホのマイクで周囲の音を盗聴されたり、カメラで勝手に盗撮される場合もあります。また、スマホの位置が把握されてしまうと行動が監視されて、予期せぬ犯罪に巻き込まれる危険もあります。

 そのほかにも、実際に遠隔操作ウイルスに感染したパソコンによる事例として、勝手にネットの掲示板に殺人予告や放火予告などが書き込まれていたケースも起きています。これはパソコンの例ではありますが、スマホでも起こるかもしれません。

 このため、不適切なサイトやアプリから子どもを守るフィルタリングを利用しつつ、大人も子どももスマホのセキュリティ対策をしっかり行うことが重要です。
具体的には、

  1. 不審なアプリ・サイト・メールに気をつける
  2. AndroidやiOSなどのOS(オペレーティングシステム)を最新の状態にする
  3. ウイルス対策ソフト・サービスを利用する

といった対策をしてウイルス感染などを防いでください。

ウイルスは色々なところにいるということを注意喚起している犬のイラストです。

ながらスマホで犯罪被害に!

 さらに、直接的な犯罪被害の例としてながらスマホによる犯罪被害があります。

 コラムvol.33で自転車スマホ、歩きスマホは危ないというお話を紹介しましたが、東京消防庁が満18歳以上の男女に行った調査によると、約半数の人が歩きながらや自転車に乗りながらスマートフォンや携帯電話などを使用したことあると回答しています。大人ですらこの状況ですから、子どもの場合は、より安全に気をつけることが必要な状況と言えます。

グラフ図2:移動しながらスマホや携帯電話を使用したことがある人の割合

移動しながらスマホや携帯電話を使用したことがある人の割合を表した帯グラフです。使用したことがある人は49.1%、使用したことがない人は50.9%となっています。

 スマホなどに夢中になっていると、周りが見えなくなってホームから転落したり、人とぶつかってケガをしたり・させたりする事件や危険があるほか、さまざまな犯罪被害にあうおそれがあります。

ケースA
携帯音楽プレーヤーで音楽を聴きながら歩いていたところ、背後から自転車で近づいてくる人に気がつかず、追い抜きざまに持っていたスマホをひったくられた。
ケースB
スマホを使いながら夜道を歩いていた女性が、背後から近づいてきた男性に抱きつかれた。
歩きスマホをしている人はふらふらしているので、後ろから見てもすぐにわかると話している猫のイラストです。

無防備な姿が暗闇に浮かび上がる!

 いずれも、音楽やスマホの画面に集中していて周囲の変化に気がつかず、ひったくり被害や痴漢被害にあってしまったケースです。

 特に、暗闇でスマホを使っていると顔が浮かび上がって、遠くからでも子どもや女性が一人で歩いていることがよくわかってしまいます。つまり、自分で痴漢のターゲットはココですよ!と周囲にアピールする行動をとっていることになり、非常に危険です。

 大人もついついやってしまいがちなながらスマホですが、その危険性について、改めてお子さんと話し合ってみて下さい。

(このコラムは、一般社団法人静岡県出版文化会発行の月刊ファミリスに当局職員が寄稿した原稿を一部修正して掲載しています。)

女子学生が暗闇でスマホを使用することにより顔が浮かび上がり、その背後に怪しい影が忍び寄っているイラストです。

連絡先
東海総合通信局 電気通信事業課
電話:052-971-9401
東海総合通信局 企画広報室
電話:052-715-5110

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